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暑い雪山(荒船山山塊:群馬県・長野県)

2008年 3月 22日

 今日は57枚もアップしているから、言葉少なめで行こうっと。
 ここ、高崎駅。上信電鉄。運賃の高い、ローカル線。
 今朝は寝坊はせずにすみました。その代わり、高崎線はベッドでした。


 この時刻表はレアですね。
 色んな意味で。


 で、これもレアな飲み物(Sold in Takasaki C.)。リポ酸入りだそうです。あ、そ。
 味は、オロナミンCにバニラを入れたような感じ。


 耳なし法一もビックリの車両。やっぱり群馬だねぇ。コンニャクってところが。


 初・下仁田駅。ネギでしか名前を聞いたことがなかったので、来られたことをまず感謝。


 下仁田町営バス。休日は本数が少ないので注意。なお、これにまつわる話は、南牧バスと合わせて、ふうたろう旅日記詳細で述べます。


 バスの運ちゃんとマンツーマンで、三ツ瀬バス停到着。車道歩き、約30分。


 今日の第一目標である艫岩(ともいわ:地図には「トモ岩」と表記)が見えています。


 車道途中に水場っぽいのがあるけど、飲むのは勇気が要ります。生水では遠慮したい。


 ようやく登山道です。10時20分頃。


 上りしばらくは杉林。これが萎えるんですよね。


 植林地帯を抜けると、これだけ明るくなりました。で、ここからが焦熱地獄。


 真夏の格好で歩きます。トモ岩(荒船山)まで80分だそうです。
 暑い。


 さっきの立て札の後から、地形が変わりました。岩が多くなってきました。
 暑い。


 泥岩っぽい石ころ。もろいんですよね、確か。


 岩の下のほこらの側で小休止。涼しいッス。


 このくそ暑いのに雪道です。ペースダウン必至。


 梢に浅間山が。待ってろよ!


 上りは終わりですが、とりあえず、トモ岩まで行ってメシ。


 まだ半分来てない。
 寒そうに見えるでしょ?ものすごく暑い


 トイレ付きのあずまや。僕はトモ岩の上で飯食います。


 トモ岩から、浅間山が真正面(北西)に見えますが、他には、蓼科山や、北アルプス、谷川連峰なども見えます。


 恒例ですね。


 トモ岩も絶壁です。風光明媚に付きもの絶壁。


 早春賦のメロディが聞こえてきそうでしょ?
 何度も言うけど、超くそ暑い


 雪原の純血もこの暑さでは台無し。暑い暑い暑い!


 荒船山絶壁というのは、トモ岩のこと。行塚山に向かいます。その先は道が崩れていると、引き返してきた夫婦が言っていました。


 行塚山は、展望はあまりないところです。そもそも、荒船山山塊が夏緑樹林帯です。


 折り返し点です。
 ここから道は険しくなる一方です。岩・雪・ぬかるみ。そして、暑い。


 そうだった、ヤブも深いのでした。


 北斜面は雪が溶けず、トラバースが大変。踏み外したら奈落の底です。


 ちょっとヤブ道から外れたところに、南東から西にかけて展望の良い岩場がありました。たぶん、ここが今日一番の展望じゃないかな。もちろん、外れているので、地図にはない道です。


 その岩場から、立岩(たちいわ)を見ています。見下ろす感じで、最高のポジション。


 立岩手前の馬の背(のように切り立った細い道)から見た立岩。二叉なんですね。


 馬の背。


 岩と鎖。暑いッス。


 立岩周辺は、これまた不明瞭な道で迷いまくっています。
 断崖絶壁なんか下りられるかよ。
 っていうか、下界が遠い。帰れるのかなぁ。


 西上州の山は、この切り立った岩場が多いことで有名だそうです。なので、他の山塊に比べても危険度が高いそうです。
 そして、暑い。


 見たところ、限りなく90度に近い鋭角ですね。落ちたらマジヤヴァイ。


 そういう崖沿いの細いところを鎖伝って下ります。
 どこが上で、どこが下か、判らないほど。これは、上から地面に向かって写真を撮っています。


 下から鎖場を見上げたらこんなん。


 崩れやすい道です。いつ岩が転がってきてもおかしくない。メット着用しないといけませんね。


 フラーレンだ。カーボンナノチューブだ。
 …早よ下らんと、帰れんようになるで。


 腐った木の階段と落ち葉の道。あまり使われていない道なんですね。だって、険しいんですもの。


 下りきったら、今度は沢、渡渉です。滑って落ちたら今度は凍えます。ヤヴァイよ。


 渡渉成功。
 ところで、この川の水、濁っています。


 線ヶ滝というそうですが、おまけ。滝壺には下りられなくなっているし、なんのことやら…。


 里に下りてきました。廃屋の向こうにさっきの立岩。本当に立っています。


 窓の破れた家。この辺も、もう限界集落じゃないかな。


 バス停…!
 と思ったら、乗れないでやんの。
 終発が11時だってさ。念のため、23時ではありません。


 さっきの立岩。周りみんな見えていたもんなぁ。威厳があるよ。


 このあたり、南牧村羽沢上流ですが、土石流があったようです。そこら中崩落の爪痕が。


 無惨なカーブミラー。目を疑いました。


 実は、南牧バスのホームページで出てくる時刻表は、2008年3月22日の時点で改正前のものでした。羽根沢バス停の時刻表を見たら、16時4分が最終でした。
 たまたま通りすがった地元の人が、急バックで近づいてきて、載せてくださって、何とかバスの出ている雨沢(写真)まで向かってくれました。危うくのたれ死にするところでした。
 あとで判ったことですが、その方は南牧村の役場の職員だそうです。


 雨沢バス停前にある呉服店。


 マネキンが怖い。


 このバス(?)で下仁田駅まで降りてきましたが、運ちゃんとマンツーマン。気さくな若い運ちゃんで、地方交通の大変さを聞くことができました。村営バスを委託されている雨沢ハイヤーの現状を色々伺うことができました。「ふうたろう旅日記詳細」でまた書こうと思います(気まぐれ)。


 帰りの電車約3時間は、ずっと熱力学の勉強をしていました。エントロピーがどうたら…って。

 長かったね。ここまで読んでくれた人には大変お疲れさまでした&ありがとうを言いたいです。
 長い道のりでした。バリエーションに富んでいて、飽きる暇もありませんでした。写真の枚数251枚。

天気:晴れ(群馬県甘楽郡下仁田町・南牧(なんもく)村・長野県佐久市)

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