暑い雪山(荒船山山塊:群馬県・長野県)
今日は57枚もアップしているから、言葉少なめで行こうっと。
ここ、高崎駅。上信電鉄。運賃の高い、ローカル線。
今朝は寝坊はせずにすみました。その代わり、高崎線はベッドでした。
で、これもレアな飲み物(Sold in Takasaki C.)。リポ酸入りだそうです。あ、そ。
味は、オロナミンCにバニラを入れたような感じ。
耳なし法一もビックリの車両。やっぱり群馬だねぇ。コンニャクってところが。
初・下仁田駅。ネギでしか名前を聞いたことがなかったので、来られたことをまず感謝。
下仁田町営バス。休日は本数が少ないので注意。なお、これにまつわる話は、南牧バスと合わせて、ふうたろう旅日記詳細で述べます。
バスの運ちゃんとマンツーマンで、三ツ瀬バス停到着。車道歩き、約30分。
今日の第一目標である艫岩(ともいわ:地図には「トモ岩」と表記)が見えています。
車道途中に水場っぽいのがあるけど、飲むのは勇気が要ります。生水では遠慮したい。
植林地帯を抜けると、これだけ明るくなりました。で、ここからが焦熱地獄。
真夏の格好で歩きます。トモ岩(荒船山)まで80分だそうです。
暑い。
さっきの立て札の後から、地形が変わりました。岩が多くなってきました。
暑い。
トモ岩から、浅間山が真正面(北西)に見えますが、他には、蓼科山や、北アルプス、谷川連峰なども見えます。
早春賦のメロディが聞こえてきそうでしょ?
何度も言うけど、超くそ暑い。
荒船山絶壁というのは、トモ岩のこと。行塚山に向かいます。その先は道が崩れていると、引き返してきた夫婦が言っていました。
行塚山は、展望はあまりないところです。そもそも、荒船山山塊が夏緑樹林帯です。
折り返し点です。
ここから道は険しくなる一方です。岩・雪・ぬかるみ。そして、暑い。
北斜面は雪が溶けず、トラバースが大変。踏み外したら奈落の底です。
ちょっとヤブ道から外れたところに、南東から西にかけて展望の良い岩場がありました。たぶん、ここが今日一番の展望じゃないかな。もちろん、外れているので、地図にはない道です。
その岩場から、立岩(たちいわ)を見ています。見下ろす感じで、最高のポジション。
立岩手前の馬の背(のように切り立った細い道)から見た立岩。二叉なんですね。
立岩周辺は、これまた不明瞭な道で迷いまくっています。
断崖絶壁なんか下りられるかよ。
っていうか、下界が遠い。帰れるのかなぁ。
西上州の山は、この切り立った岩場が多いことで有名だそうです。なので、他の山塊に比べても危険度が高いそうです。
そして、暑い。
見たところ、限りなく90度に近い鋭角ですね。落ちたらマジヤヴァイ。
そういう崖沿いの細いところを鎖伝って下ります。
どこが上で、どこが下か、判らないほど。これは、上から地面に向かって写真を撮っています。
崩れやすい道です。いつ岩が転がってきてもおかしくない。メット着用しないといけませんね。
フラーレンだ。カーボンナノチューブだ。
…早よ下らんと、帰れんようになるで。
腐った木の階段と落ち葉の道。あまり使われていない道なんですね。だって、険しいんですもの。
下りきったら、今度は沢、渡渉です。滑って落ちたら今度は凍えます。ヤヴァイよ。
線ヶ滝というそうですが、おまけ。滝壺には下りられなくなっているし、なんのことやら…。
里に下りてきました。廃屋の向こうにさっきの立岩。本当に立っています。
バス停…!
と思ったら、乗れないでやんの。
終発が11時だってさ。念のため、23時ではありません。
このあたり、南牧村羽沢上流ですが、土石流があったようです。そこら中崩落の爪痕が。
実は、南牧バスのホームページで出てくる時刻表は、2008年3月22日の時点で改正前のものでした。羽根沢バス停の時刻表を見たら、16時4分が最終でした。
たまたま通りすがった地元の人が、急バックで近づいてきて、載せてくださって、何とかバスの出ている雨沢(写真)まで向かってくれました。危うくのたれ死にするところでした。
あとで判ったことですが、その方は南牧村の役場の職員だそうです。
このバス(?)で下仁田駅まで降りてきましたが、運ちゃんとマンツーマン。気さくな若い運ちゃんで、地方交通の大変さを聞くことができました。村営バスを委託されている雨沢ハイヤーの現状を色々伺うことができました。「ふうたろう旅日記詳細」でまた書こうと思います(気まぐれ)。
帰りの電車約3時間は、ずっと熱力学の勉強をしていました。エントロピーがどうたら…って。
長かったね。ここまで読んでくれた人には大変お疲れさまでした&ありがとうを言いたいです。
長い道のりでした。バリエーションに富んでいて、飽きる暇もありませんでした。写真の枚数251枚。
天気:晴れ(群馬県甘楽郡下仁田町・南牧(なんもく)村・長野県佐久市)