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春眠暁を覚えず

2006年3月10日

 日暮里のそば屋はもはや常食。今朝もそうなりました。どうしても、朝食を作る暇が作れません。しかし、今日はそば屋のおばちゃんがワカメと間違って卵を入れてくれたので、いつもより、少し贅沢が出来ました。きつね・ワカメ・月見そば。
 職場近くでは梅が満開。まさに暖かな春の気配を予想して。

 今日はルーチンワークもありましたが、昨日水に浸しておいた大豆を味噌種に換えなければならないという大仕事があります。この味噌は、職員の食育と健康維持に重要です。何度も圧力鍋をふきこぼしながら、2kgの大豆を煮て、この前と同様、味噌玉にして10リットルのポリバケツ一杯に作りました。

 煮る前の大豆。大豆には界面活性剤(洗剤)と同じ働きをする成分が含まれているので、沸騰中に泡が立ちまくります。そのため、圧力鍋には、豆類の場合は3分の1以上入れないよう注意書きがあります。また、豆の皮が蒸気口をふさぐ可能性があるようです。
 もう一つ、1月18日に病に倒れた友への「お見舞い品」が職場に届きました。大きな箱3つ。病人がそんなに食うのかという話ですが、たぶん、それ以外の目的もあるのでしょう。
 その中に、凄くおもしろい物が。いろんな種類の柑橘類が混ざっているのですが、一つだけ、やたらとでかいのです。

 物差しで比較した物があります。直径16センチほど。普通のみかんが5センチほどですから、ビッグです。

 ちょっと遊びで、かぼちゃとかに積んで、鏡餅風にしてみました。


 今日も『平和の鉱脈と日本共産党』を読みました。もう少しで終わるのですが、なかなか。やっぱり、筆者の特徴がでています。今日も少し引用。

 人から信頼されるには、政党ならば政策が一番基本になりますが、個性的で魅力的な人柄だとか、実行力だとか様々なことがあるでしょう。しかし、基本中の基本は、東北の4首長(秋田県湯沢市・福島県霊山町・福島県国見町・岩手県陸前高田市――日記の著者註)のように、「話を聞いてくれる人」「親身になって気持ちに寄り添ってくれる人」「悩みや困り事に心を砕いて解決にあたってくれる人」であることです。
 いくら良いことを言っていても、「人の言うことを聞かず自分が言いたいことだけを言う人」「早口でしゃべりまくる人」「決まり切ったことしか言わない人」では、信頼されないのです。
 なぜなら、相手には相手の事情があって千差万別なのに、そのことを知ろうとしないで、話し手の枠でしか物事を見ていないからです。これでは、聞く人にとっては絵空事でしかないし、「私のことを考えてくれない人」であることを見抜きます。人の話を良く聞いて、しかも、それに適切に応えること、すぐ答えられないときは、調べるとか、他の党員、党機関に相談するとかして正確に、丁寧に答えること、聞きっぱなしにしないこと、間違っていればすぐ改めることなどが大切です。

『平和の鉱脈と日本共産党』松本善明 著 新日本出版社(p.247-248)より

 十人十色。これを見て人はそれぞれいろんなことを思うでしょうが、僕には、日本共産党の活動家として、というより、大人の人間としての教育者みたいに見えます。僕の中の大人の理想像であり、そうなりたいと思うものでもあります。念のため、著者が共産党員かどうかというのは、必ずしも関係ありません。

天気:曇り時々雨(東京都板橋区・茨城県取手市)

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