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しおれたにんじん

2006年3月5日

 今日はまた我が家で会議をするというので、メシの準備。…と昨日の夜まではそういうことになっていました。しかし、僕が買い物に行っている間に(携帯を家に置いて充電している間に)飯キャンセルの連絡が。買い物にすでに行っているのに…しかも、生鮮食品です。生魚はさすがにやばいでしょ。
 とりあえず、調理はしてしまいました。今日の主丼(「メインディッシュ」と読む。)は、鰺(あじ)茶漬け。そこに、前作ったグリーンサラダとみそ汁が付きます。米は五分づき米。茶は無農薬麦を炒って作った麦茶。

鰺茶漬け

  • 刺身向けの生鰺(長崎県産:やや新鮮さを失っている)
  • (茨城県産:新鮮さを失っている)
  • 煎りゴマ(原産地表記なし:恐らく中国産)
  • しょう油(福島県産:煎った大豆を用いた特製しょう油)

 鰺は、頭と内臓を取り除き、3枚におろします。

※まな板以外に、もう一枚お皿があると、魚はさばきやすくなります。

 3枚におろしたら、順に、皮を剥ぎ、肋骨(魚でもこういうのかな?)を切り取り、フィレの中央に沿って入っている中骨を切り取ります。あとは、フィレの長軸(体長方向)と直角に、細切りします。
 葱をみじん切りにし、煎りゴマを擂(す)って入れます。
 しょう油を、具が浸かるくらいまで入れたら、1時間ほどでヅケになります。

 これを熱い御飯の上に載せ、沸騰したお湯をヅケを狙い打ちするようにかけます。こうしないと生煮えになります。生煮えでも食べられますが、魚の鮮度によっては臭みがでます。

 みそ汁とグリーンサラダは全て国産です。…が、グリーンサラダに使う人参。野菜が生鮮食品であることをつくづく感じさせることがありました。3本ほど残っていた1ヶ月ほど前の人参を前のように茹でましたら、皮が固く皺(しわ)になり、食べても甘くありません。今日生協で買ってきた分と比べると、舌触りも甘みも雲泥の差です。見かけはちっとも悪くなってないのに、味はこんなに変わってしまいました。やっぱり料理は、化学(生物学)ですねぇ。

左が今日買ってきた人参。右が1ヶ月ほど放置された人参。ゆであがり具合が全然違います。


 それにしても、今日のは2月17日のドタキャン事件を思い出させます。結構みんな、そうやって生きているんですね。良い悪いは別にして。
 でも、当日数時間前にキャンセルなんて、普通ならあり得ません。旅行会社なら、全額キャンセル料取られるし、食事の予約なら…どうでしょう。とはいえ、食べもしない食事代の請求をしても、解決するわけでもなし。この「ドタキャン」ムードを壊さない限り、どうにもなりません。どこか、なれ合いがあるんでしょうね。
 なれ合いって何でしょう。ある種の「依存」なのかなぁ。組織で、誰もそういう態度を正してくれません。だからいい加減になってしまうのでしょうか。やっぱり時には厳しい態度も必要なのですね。「(『こうあるべきだ』という)理念からはいると、大衆運動は転ける。」というのは、茨城県の活動家の言葉です。が、それでも、間違っていることを正そうとする努力は必要です。今の青年の一部(あるいは多数)が「なれ合い」の中で生きていても、それを正す努力はしないと、やっぱり「大衆運動は転け」ると思います。現に、僕は半ばやる気をなくしつつあります。
 なれ合った関係は、活動もなれ合いになり、みんなにとってもマイナス。この「悪魔のサイクル」からは一刻も早く抜け出したいものです。

天気:晴れ時々曇り(茨城県取手市)

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