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I am washer.

2008年 8月 19日

 朝晩の気温がかなり下がってきましたが、というか、今年は天気図としては夏は訪れませんでしたが、とりあえず、まだ暑さは続いています。
 東口郵便局前あたりにひまわりが咲いていましたが、こんなの、この前まであったかな、という気がしています。


 今日の仕事は何と言いますか、掃除です。
 冷蔵庫の中に放逐された試験管類をしこたま洗いまくるという作業。200本を超える試験管と20~30のメスフラスコ。
 試験管の中には農薬などの物質がそれこそ200種類以上入っていて、物質種によって瓶に分けて捨てていかなければなりません。中にはクサい物質もあって、頭が痛くなる…。


 いつも思うことですが、食の安全に限らず、~の安寧を確保するのに、必ず危険を伴う作業が必要である、ということはスゴい矛盾だな、と。
 昨日、たまたまmixiでも見たけど、「自然界にはないアミノ酸でタンパク質を作る技術を開発した」、とか報道していました。そうして人工化学物質をドンドン増やして、日常で使われる物質種は10万種に達し、世界に存在する物質種は2000万種ともいわれます。年8万種類くらい増えているとかとも聞いたことがあります。
 農薬にしても、常に新しい物質が作られて、次々認可されていっています。昔に比べて分解性が何とかとか言っていますが、必ずしも二酸化炭素と水になるわけでもないし、分析技術(特に抽出技術)だって曖昧なままだったりします。
 分析をやっている人間からすれば、分析に手間がかかったりできなかったりする物質は、少なくともこの世に放出するなといいたい。それが特に食べ物なら、なおさらです。
 本当に安全性を確保したいという思いがあるのなら、むやみやたらと化学物質に依存することを前提とした社会を変えるしかないと思います。
 結局、安全性確保のために動いている機関が、一番危険な物質を多量に持ち、廃棄していることになるのです。実に本末転倒ではありませんか。


天気1:晴れのちくもり(東京都板橋区)
天気2:くもり、雨が降った跡があった(埼玉県所沢市)

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