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やさいのむし

2005年 11月 15日

 朝起きたら、地面がぬれていました。念のため、外で寝ていたのではありません。…夜中に雨が降ったようです。

 今日は寝坊してしまいました。朝、6時39分の地震が起こしてくれたにもかかわらず。昨日の夜は胃もたれして少し寝付きにくかったので…。

 朝ご飯は食べられないまま(チーズ蒸しパンを一つだけ)職場へ到着。野菜の袋を開けて今日の労働開始です。ん?みどりの濃いスティックセニョールの中に、黄土色のツブツブがいくつも。傷んでんのかな?否、虫のウンコでした。そして側に立派なのが2匹。虫の名前はヨトウガ(の幼虫)。夜中にこっそり出てきて作物を食い荒らしていくので(夜に盗みをはたらくので)「夜盗虫(よとうむし)」ともいいます。逃げられず、産地から運ばれてきて、まさに袋のねずみ(むし?)です。

 写真ではレタスの葉っぱに載っています。一度は意識せずそのまま捨ててしまいましたが、後で惜しくなってゴミ箱をひっくり返したからです。もう一匹の子はおしりが押しつぶされてペチャンコになってまさに虫の息でした。写真の子も寒さで(それとも光で?)殆ど動きません。記念撮影後は、元のゴミ箱へ。ごめんね。でも、農家の方にとっては大害虫なんですね。

 店で買った野菜にガの幼虫が生きたまま、あるいは死んだまま付いてたことがあります。なすびの中から穴を穿って知らん間に袋の中を徘徊したり、緑の菊菜に緑の体で棒立ちしてたり。大学院時代、バイトしてたスーパー青果部の部長が言ってたっけ、「虫がおるってことはな、薬がかかってないってことやねんで。」そうそう、ちょっと虫の食った後の茶色いところ切れば、おいしく食える。虫が毒味してくれてるからなお安全!

 …でも、虫食ってるのいやがる人もいます。同じバイト先で、ししとうの中に虫がいたと、おばちゃんが店の真ん中でクレーム。ま、悪意はないんでしょうけど…。それでももう少し、虫食いや型くずれの野菜に寛容になってもいいんじゃないかなと思います。もちろん食えないほど虫食ってちゃかないませんがね。

天気:曇一時雨(東京23区西部・茨城県取手市)

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