水と風の壁(狩場山【1000m台地停滞】:北海道檜山支庁)
夜通し、雨が降ったり止んだりしていました。しかし、今は止んでいます。鬼の居ぬ間に洗濯。行きましょう。
雨は止んでいるといっても、空は鬱空どころじゃないほど曇っています。
いくら北海道、寒いといっても、雪がハゲているところがあって、何となく薄ら寒い気がします。
荷物はいつも通りの重さのはずですが、積雪期の潜りまくりでもなし、なぜかあの吾妻連峰(福島県)での遭難以来、重力属性に耐性が付いてあまり疲れません。
誰も歩かないし空は曇りたおしていても、何も恐れることはありません。
広めの尾根ですが、上りですし目立った枝稜線もありませんし、迷うことはないでしょう。
狩場山にかかっているのは下層雲で、上層は晴れているように見えます。
北西の空を見ると、下層雲の向こうが晴れています。これはイケるか!?
(Θ_Θ)
前山西部に広がる台地はガスってしまうと大変です。
このだだっ広い台地を突っ切って前山に向かいます。両側は崖になっているので、方位磁石かGPSくらいは持っていないと逝ってしまいます。台地に辿り着いたら東南東に向かいましょう。方位磁石の真東は、地図の右とイコールではありません。
ガスが吹き付けるだけあって霧氷がきれいです。
ああ霧氷がきれいだなあ(棒読み
しかし、あまりにもガスがひどく、風も猛烈になってきてしまいました。吾妻連峰のトラウマがあるので、どこまで行ったかもよく解らぬまま、涙目で引き返します。
諦めてテントを張って停滞します。こんなところで狩場山を諦めるわけにはいかない。
昨日の夜(昼)はあまり食欲がなかったので、コゴミを食べ忘れてきてしまいました。トマトソース風味のスパゲッティチーズドヴァッ(何)にはコゴミを添加すると爽やかになるのでイイですよ(笑
夜通し雨や雪が、昨日と同じように降ったり止んだり。でも、予想天気図を見ると明日はオホーツク海にある低気圧に供給される寒気が弱まるためか、低気圧の威力が衰えて、北海道西部は弱い気圧の尾根になるようです。もし、明日がダメなら今後もダメでしょう。しかし、ガスが晴れて大展望、ということは…ないでしょう、ね…さすがに。
天気:くもり(北海道檜山支庁瀬棚郡瀬棚町・後志支庁島牧郡島牧村)