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人も時代も移ろうものなり

2013年 8月 16日

 今日は話をしていたとおり、いとこのMegの旦那Kちゃんの友人たちと逢瀬のとき(黒ハート)を過ごします。
 ふうたろうが自然の中でBBQでもやりながらというリクエストをすると快諾してくださり、岳切(たっきり)渓谷の近くに連れてこられました。


 この先、更に車で入っていくつもりらしいけど、Kちゃんのクルマではちょっとキツそう。


 KちゃんやMegたちの友人とはNさんとMさん。この大谷渓谷は、車で一枚岩の沢に入っていける変わった場所です。その沢の中で何をしようと?


 ふうたろうたちはバーベキューの準備をしています。何と、沢ので。


 トウモロコシは外せません。その向こうにはフランクフルトが転がっています。
 ああ、神奈川農畜産物供給センターの無塩せきのフランクフルトが食べたい(よだれ
 いつか持っていくことにしよう(`・ω・´)キリッ


 粒マスタードは抜かしてはいけません(`・ω・´)キリッ


 ちょっとちょっと!PAHs(多環式芳香族炭化水素)が生成してるよ!!


 焼きなすにはちゃんとショウガ醤油が必要です(`・ω・´)キリッ


 いいところでバーベキューやってますなあ…


 さて、ちょっとその辺散歩しますか。裸足でも歩けるし、スリッパでもOK。水が多かったら沢靴で歩いてもいいかもしれない。


 水深1cm程度が殆ど。登山靴で歩いても差し支えない。


 湿度が高い沢筋。苔も美しいですな。


 シダだって美しいかも。若干ピンぼけしてるけど(滅滅滅


 ん?(・ε・;)
 Nさん、何やってんの?
 …どうやらブランコを作っているらしい。
 どちらかというと首つりそうな勢いですがね(黒藁


 ふうたろう、少しだけ腹ごなしのお散歩。朝もチャーハンでけっこうヘビーだったし。


 大崩山の二枚ダキ林道といい勝負ですな。車で走るなら、こちらの方が断然楽だけどね。


 ところで、ふうたろう、一人でその辺まで散歩して帰るつもりだったけど、何かみんな付いてくるんだけど。しかも車で。でも、Megの姿だけがない…


 しょうがない、俺は戻るか。途中から荷台に載ってきてしまったので、歩いて戻るにはけっこうかかるかもな…


 …戻ってみると、やっぱりMegは置き去りにされて不安そうだった(藁
 実はその昔、Megがまだ小~中学生の頃、彼女は旅の途中の食堂に置き去りにされたことがありました。家族で移動しているのに、車で30分くらい進むまで気がつかなかった(藁藁藁
 きっとそのときのトラウマがよみがえったのだろう(黒笑
 でも、ふうたろうは忘れてませんよ、君のこと(黒ハート
 むしろ忘れていたのはKちゃんだったんじゃない?(ぶらっくハート


 さて、何か雷の音が聞こえるので撤収しましょうか。そして、大谷渓谷を出て岳切渓谷を過ぎ、耶馬溪の方に出たら、案の定土砂降りの雨が。


 …またいつか、Kちゃん’ずには会えると思います。そのときは山でお会いしましょう。今日はどうもありがとうございました。


 ふうたろうはMegの運転する車で、宇佐に戻ってきました。まだ明るいし気温も昨日ほどの異常さではないので、今こそ昨日出してもらったチャリで散歩することに。


 だって、ここはふうたろうの幼少の頃の想い出の場所なんだから。


 でも、ふうたろうの幼少の頃には、こんなところを一人で歩いたりはしなかった。今だからやること。


 墓場で何かを焼いている。灯籠を焼く風習があるので、恐らく、それだと思います。


 この木の船は…
 あとでこの辺りの人がパック入りの果物などを海に放り投げていたときに話をしてみると、灯籠流しだか鐘楼流しだとか言っていました。とりあえず、ご先祖様にお供えするみたいな。
 …でも、さすがにご先祖様も発泡スチロールのトレーまで食べないでしょう。中身だけ出して、分解を受けるものだけ流してあげるのが、風習と環境が共存できるポイントだと思います。
 …ってなことを、そのおっちゃんとも話したり。
 おっちゃんも、なるほどってさ。


 さっき、Megと話をしていて、仕事のこととか聞いていました。何となく、しんどさが伝わってくる。Megだけでなくみんな多かれ少なかれ、しんどい思いをしながら、そんな思いで働いているのかな、と思うと、悲しくなってきてね…。党員だとかなんだとかいっても、何の結果も出せない自分がふがいなくってね…。友人の中には労組の関係で働いている人もいるけど、今の政治勢力では、多勢に無勢だし、どうにもこうにも。


 ふうたろうは今日楽しかった。でも、そうじゃない人がたくさんいる。心の底からは楽しくはないよね…


 長洲の海岸線をチャリで走っていたら、子どもたちがたむろしていて、挨拶をすると、元気に返ってきた。不思議な感じがしたけど、嬉しかったね…。


 この漁港では、一人の少年に挨拶したら、走って追いかけてきた。どうしたのか聞いてみたら、「ただ追いかけてみた」だけらしい(笑


 穏やかな長洲の海に漂うモヤの向こうに、太陽が沈んでいきそうです。


 漁船です。静かで、快適です。魚のにおいとかはまったく苦になりません。


 東京の喧噪の中で生きるのはいやです。イヤというよりも、不健康です。ムカムカして辛くて、気晴らしにうろついてみようとしても、どこにでも人がいる。寝転がる芝生も、座り込む防波堤も、休めるところが一切ない。何より、どこにいても人がいつもいるので、衆人環視の世界。田舎暮らしをしたいと言うよりも、しないと死ぬ勢いですな。


 ふうたろうは、いったい何をやっているんだろうと思いながら、チャリを漕いでいます。それは、いい旅をすればするほど、感じます。いい旅をしているときほど、色んなものに目をやる余裕が出るからか。


 さて、あの、駅館川に架かっている橋を渡って、宇佐のお家に戻ろう。


 懐かしい想い出のあるこの大分県宇佐市。昔から第二の我が家みたいな気分でいたけど、いとこもふうたろうも大きくなって、当時の小さかった少年少女はいなくなった。街の様子も若干変化したし、経済システムも変わった。でも、今は今で、新しい出会いや繋がりがあって、あの時と同じ景色を、あの時とは違う人々と、あの時とは違う認識で、過ごしているのは何とも不思議ですね。
 政治改悪は許されないけど、自分たちが色んな形で変わっていきながら、昔を思い出し、今にふれあうのは、いいものです。
 ふうたろうは、明日、九州を発って大阪に行きます。


天気:晴れ時々くもり、本耶馬渓町付近では雨で雷を伴う(大分県宇佐市・中津市・宇佐郡院内町・福岡県築上郡吉富町)

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