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金の地獄

2010年 12月 25日

 昨日中央アルプス敗退を受け、今日はひとまず休みです。この際、先延ばしにしつつあることをこの日に一気にやってしまおうと考えています。とりあえず、昨日一昨日の日記を書いてしまうところから。
 日記を書いたら、次は、引越の大仕事です。


 職場までチャリで通うことを夢見て、ひとまず職場の最寄り駅へ。何で休みの日まで通勤電車に…などと思ったりしながら、産みの痛みを味わいます。
 しかし、現地の不動産屋に入ると、現実の厳しさを味わうことになります。家賃、どんなに安くても、現状の条件で探すと、10000円以上上がります。合計5箇所…いや、6箇所不動産屋を回りました。
 その中で、小さな昔からあるっぽい不動産屋2件の話。
 ひとつは婆ちゃん一人でやっている不動産屋。ソファーの上に「潮」や「佼成会」っぽい雑誌が平積みされていました。壁には「日本百名山」の暖簾が。小さい不動産屋で40年も前からあるというので、地元の繋がりが普通にあるのでしょうね、ちょいちょいと電話して、職場が見えるくらい近いアパートを持っているO不動産屋を紹介してくれました。
 しかし、そのO不動産屋が問題で、この経営者たちの横柄なこと。それでも、対応してくれた50代くらいのおっちゃんはまだマシなのだけど、その母親なのか、バーサンが最悪。此方は交渉しに来ているのに、横から「無理に決まってるだろ」と口出ししてくるし。
 一番最後に行ったK不動産屋で話をすると、O不動産屋の横柄さは有名だそうで、物件の紹介のために電話などをしても、良い対応はしてくれないそうな。
 まあ、でも、そんな個々人の言動など小さな問題で、この家賃の問題は重大なことなのですよ。
 色々やりとりしていて、住宅費の高さよりも、日本人平均所得の低さをつくづく感じました。
 そのうち、どんなに安く家賃を設定しても住める人がいなくなり、地域の商店では物が買えなくなり、今働いている人も働けなくなってしまうのではないか。そんな経済の行方を想像しながら、不動産の手続きをしていると、安い家を探し回っている自分が無性に空しくなってしまいました。
 …根本的には、資産を貯め込んでいる一部の人や法人にとにかく富を吐き出させて、多くの人や法人に生活所得を分配できるようにすればいいのだけど、そんなこと、どうやって実現させるのやら…。


 今の家に帰ってきたら、どっと疲れが出てきて、胃もたれもひどくなって、もうダブルパンチ。何もやる気が起きなくなりました。この社会に生き続けたいのであれば、中央アルプスの暴風雪の中テントを張って過ごしたように、必死に生きるための行動をするしかないんだけど、とてもそれをやろうと思うだけのパワーが湧かない。
 このまま滅ぶ、のか?


天気:快晴(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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