不純物の多い討論
今日は大会二日目。中日、です。特別準備で手伝うこともなさそうで、会議に参加してはいたのですが…。
とりあえず、昼飯の弁当は…ね。まあ、現代に流されているのはふうたろうと同じですな。しょせんそんなもんだと思ったり、聖人君子ではないと慰めたり。
発言者の中に言っている人がいましたが、「TPPの学習をしても、それに対してどう行動したらいいか(対案)が示されないのでいくらやっても意味がない」のだと。これは弁当とは関係ありそうでなさそうでごにょごにょ…。
ふうたろうが話を聞いていて思うのは、殆どが漫然と活動報告を繰り返していて、ハッキリ言って退屈であるということ。決議案に対して反対意見を伴うもの、補強するデータを出すもの、同じ活動報告でもそこから一般解を導く努力がされているもの、などは興味の対象となるけど、7割方は漫然とタイムオーバーしながら話を続けていく。言い方は悪いけど、知らない人たちの知らない土地柄の知らない活動なんて聞いても、解らないだけです。
そういうマイナスのふうたろうはこの9時間弱の討論すべてを聞いたあと、頭がおかしくなりそうでした。
そういえば、発言通告用紙を出したけど、まあ、通らなくてもいいやと思うほど疲れました。
福島の組合員たちの発言が今日の取りでした。この横断幕で福島県のどこかでデモ行進(パレードと最近は言われる)をしたそうです。「TPP参加阻止!地域経済・食と農を守ろう」と。
一方、福岡の組合員の話では、「『TPP断固反対』とかでは、私でも一歩引いてしまう。だから、『TPPいらんばい!』とすることで雰囲気を変える。」という話もでました。
ふうたろうのセンス的には福岡に軍配が上がります。
しかし、そんなことはどうでもいいくらい引いたのは、最後に「TPP反対、気合だ!」という言葉を、1回でもお腹一杯なのに、10回も連呼したこと。これがふうたろうの疲れにとどめを刺したのかも知れません。
…誰がどうやったら気合でTPPみたいな大きな動きを阻止するんだよ。今の運動の非科学的な悪しき側面が端的に表れているだけじゃねーか。そんなものは「TPPを阻む覚悟」でもなんでもないと思う。
というわけで、ボロボロになりながら帰るのでした。二日目がそうして終わる。
天気:晴れのち時々くもり(東京都大田区)
覚え書き:会場前の和菓子屋