顕微鏡とカメラを背負って
2006年 6月 3日
怠惰な生活は相変わらず変わりません。しかし、今日はやっと外に出ることができました。花もいっぱい咲いているので、花粉の写真を久しぶりに撮ります。
場所は近場。8種類の花の花粉を撮りました。風が強いので、ゼニアオイ(アオイ科)やオオキンケイギク(キク科)の花粉は撮影中に飛ばされながらやりました。
以下、写真の下に花を左に、花粉を右に載せていきます。
- ニワゼキショウ(アヤメ科)450倍
- トケイソウ(トケイソウ科)450倍
- シロツメクサ(マメ科)450倍
- ゼニアオイ(アオイ科)150倍
- オオキンケイギク(キク科)450倍
- ヒルザキツキミソウ(アカバナ科)?150倍
あと、ワルナスビ(ナス科)がありました。葯を破ってみると、中から赤い芋虫のような昆虫が出てきました。中で寄生して花粉を食っているのでしょうか。
オオキンケイギクについて、井野団地にお住まいのおっちゃん(初対面)からお話を聞くことができました。おっちゃんの話によると、この花は、鹿児島県川辺郡知覧町(ちらんちょう)にたくさん咲いていたものだそうです。そこから特攻隊が飛び立ったことから、この花は別名、「特攻花」といわれるそうです。
平和を願う花とたとえられていますが、北アメリカの帰化植物だそうです。何はともあれ、一部の人間(あるいは特権階級)によって平和が壊されようとしている今、お誂え向きな花です。
天気:くもり(茨城県取手市)