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文化祭

2006年 6月 17日

 今朝、いつもの出勤より早く職場に、犬死にしに行きました。カメラ一個忘れただけで3時間とられることが決定しています。なんとおぞましい。しかも、職場に着いたら、電話かかってきたり、ガスクロが狂っていたりして、1時間ほど働いてしまいました。ま、いいんですが。さらに、帰り際、カメラを持って出るのを忘れようとまでしました。犬死にしてもまだ足らないか。

 朝7時28分に家を出て、帰ってきたのは12時5分頃でした。それから、慌てて、取手松陽高校の文化祭に出かけました。しかし、この高校、取手市の東の端にあります。いつもなら散歩がてら、いつの間にか着いていて疲れ果てているのですが、今回は直行で行って疲れ果てます。しかも、下の写真のような道に迷い込んだりして。

 とはいえ、散歩になりました。やっぱりこの植物の香りする環境がないと、生きられません。自転車で手放しで走って写真が撮れる(真似してはいけません)この環境がないと。とても、あの職場近くに住むなんて考えられません。

 松陽高校は一度行ったことがありました。といっても、散歩でうろうろしていたら行き着いたというレベルですが。
 正門には「松陽祭」と看板が掛けられ、企画力抜群です。お互い、企画を仕上げるパートナーとしての信頼がなければできません。よくやってくれました。

 松陽高校の校舎内に入ると、自分の高校生時代がフラッシュバック。なんか、渡り廊下の雰囲気が…!

 2階の2年生のコーナーへ。2年2組と1組かな。1組じゃなくて3組かもしれない。2組の駄菓子屋、『2丁目の夕日』に入りました。若者が多く、変な威圧感を覚えながら、うろうろ。「買って!」という、女子高校生。反対側の方で遊んでいる男子高校生。なんかまとまりないなぁ…。もちろん、他校の生徒も来ています。僕のいた高校とは少し雰囲気が違います。

 駄菓子屋さんの奥のクラスに、じゃがバター屋さん。お腹が太い(腹一杯)ので、量を半分にしてもらいました。実は、後述の環境問題展示を見ているときに、やっぱり「買って!」というまなざしを受けてしまいました。後で増水した小貝川の土手で食べたのですが、なかなか美味い。

 環境問題の展示がありました。生物部員たちの作品でしょうか。地球温暖化がメインでしたが、花粉症や生物の絶滅問題、水質汚濁というものもありました。中には、スカベンジャーという、ゴミの山で暮らしている、発展途上国の人たちの話を書いている人もいました。鋭い。

 展示場で娘さんが作品を作っているというお母さんと話し込みました。隣の利根町から来られた、新潟県出身の方だそうです。そのお母さん、理数科の娘さんにして厳しいお母さんです。子どもたちの多角的な視点に共感しつつ、取手周辺の環境に根ざした問題を取り上げない、そういうところを課題点としてあげておられました。
 お母さんの意識では、このあたりの田んぼにはザリガニが多いことを気にしています。ご出身の新潟では空中散布がひどかったため、そういうものが見られなかったそうです。もちろん、昨日聞いた、藤代や竜ヶ崎の空中散布の話もありますから、新潟でも局地的なものだとも考えられます。もう一つは、メダカの話です。メダカを育てている人が、ある日、稚魚を数百匹盗まれたそうです。メダカが高く売れるから盗まれたのではないか、つまり、メダカ自体が少なくなっているのではないか、と。科学的です。お母さんは常総地域の環境を、純粋な感性で捉えています。その感性をどうか子どもたちに伝えてあげてください。
 さて、一方の子どもたち。問題意識の強弱があります。スカベンジャーのことを書いていた人はなかなかリアルでした。教えられました。いま小泉政権が「作っている」格差のなれの果てとも言える世界です。2割の裕福層が8割の富を得ている現状を告発。いいですね。すばらしい感性です。他、花粉症が、化学汚染や人への肉体的・社会的(精神的の意味か?)ストレスなどに依るものではないかという人もいました。寄生虫や抗菌グッズの話は出てきていませんでした。特に彼の視点で注目すべきは、「他の問題点が出てくるのでは」という見地です。一つ気になった人もいました。温暖化対策で、プルサーマル計画を挙げている人がいたことです。本当にそれでいいのか?…という疑問の目を持ってほしかったですね。でも、みんな自分で調べて、よく頑張ったよ。良いもの見させてもらいました。これからいっそう科学に対する意識を高めて、活躍してくださいね。

 ふぅ、明日は結婚式です。犬死に(無駄な動きを)しないように、気をつけよう。忙しいからね。

天気:くもり時々晴れ、夜は雨、一時強く降る(茨城県取手市・東京都板橋区)

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