人混み苦手な人が倒れるほどの集会
今朝は昨日と一昨日の日記の追いかけ更新。昨日の日記には166枚の写真をアップしているので、時間かかるの何の。終わった頃には12時を回っていて、脱原発の集会に行くのに慌てなければならなかったのですな。
でも、これ、いったい何のイベントと重なってんだ?ここは千駄ヶ谷駅。
いや、これは、ほぼ全員が今日の「さようなら原発」集会参加者であるようです。今まで見てきたふうたろうの集会って言うのは、参加者っぽいのが駅近くになってくると散見されるというものだったのですが…?
改札から外に出るのに、いったい何十分かかったのか。しかも、大量の人が通過するため、自動改札機に切符が詰まったりもしていたみたいで、えらいこっちゃ。
ここにいる人は、結局殆どが仲間ということになるので、仲間割れすることなく、本当に堪え忍んで改札を潜るのです。
この大混雑は、競技場の中でも続いていました。そして、競技場を過ぎて明治公園に向かう道路でも。ふうたろうはこの時点で、深刻なダメージを受けてしまっています。人混みは吹雪の山よりも辛いですな。
今日は、どちらかというと、主催者が社会党系の組織です。でも、この期に及んで、俺は社会党だの、お前は共産党だの、あやつは革マルだの、下らないセクト争いなんぞしている場合ではありません。そして、この場にはそういう下らないことをしている人がいませんでした。これ自体、とても画期的なことだと思いますよ?
命からがら(何)明治公園に入ったものの、明治公園は集会の中心部。さっきよりも人が多くなりこそすれ、少なくなることはありませんがな。
7月2日はテントまで出してイベントやる余裕さえあったけど、今回はテントはおろか、人が歩くスペースすら怪しいほどです。上がっている幟は数知れず。ふうたろうが今まで見たことのある、いわゆる「共産党系」の幟なんてむしろ少なく、見たことのない、どこ系かもよく判らない幟が多数。例えば、自治労という組織は、普通、「共産党系」集会では見かけません。でも、いるわいるわ。見たこと無い組織がごまんといますわ。
しかし、ふうたろうはその人混みにHPが0になってしまいました。昨日の鉢伏山で回復させた全エネルギーが枯渇しました。どこかの店に入って一休み。
…と思ったら、周辺にあるラーメン屋とそば屋には、洗いきれない丼がうずたかく積まれていて、一見静かに見えたこのカレー屋も、キッチンの上の所に同じ現象が見られる状態。たぶん、この3軒の店、今日は猛烈に疲れただろうなと。
警官が色々連絡を取り合いながら、「整理」を行っています。…が、それもどこまで、誰のために、何のためにやっているのやら。9月11日の映像を少し見たけど、やっていることは弾圧に乗り出す機会をうかがっているかのよう。
公園からあぶれる人たちは、公園の外に、少しでも隙間があればそこで待機しています。こんな状態は、今までの集会にはありません。
ふうたろうは、このあとうなだれながら、モスバーガーで休みます。mixiに混雑で辛いなどと、泣き言をほざきながら。
そして、意を決して出てきた競技場前。何と、ここにも幟を持った人が少しいます。主催者発表で、ふうたろうがこれまでに聞いていた範囲では5万人ほどだと(あとで6万人だと判明)。実際、あの混雑の強烈さは、ふうたろうには10万人にも見えましたがね。
さ、ここからは筋肉痛をおして、写真撮影で追いかけますよ。でも、今日はそんなに体力が残っていないので、どこまで追いかけられるやら。
さっきから、集会参加者の上空をバリバリバリバリとヘリコプターが何機も飛んでいます。どうやら、マスコミ関係者のようです。たぶん、ろくに報道しないだろうなと、思ったり思わなかったり。(mixiのニュースに取り上げられましたが)
これは…ッ!
市長というのは、横浜市の市長のことらしい。安全だというなら、この放射性物質にまみれた牛をあんたが全部食え、というプラカードです。滑稽で笑えます。ふうたろうのツボにはまりましたな。
列は続く。これはそれでも、3分の1です。3コースに分かれているので、これでも隊列は分断されたのですよ。
広い交差点では、隊列の長さがよく判ります。交差点右折の場所があると、その規模がよく判るし、プラカードなどの出し物もよく見えますが、今回は左折の曲がり角しかありません。次からはこの新宿コースは却下ですね。
列、続きます。青年集会の時、3000人ほどが参加しただけで、通過に30分かかりました。今回はきれいに3分の1に分けても20000人。半分が参加したとしてもひとつの隊列に付き10000人。交通網に少なからず影響を出し始めています。
でも、大事なのは、こういうデモ行進が、「またか!」と思われること。日常茶飯事に行われるようになれば、特殊な人間のやっていることだと、だんだん思わなくなるものです。
今日は夏の空気が暑い。台風の雲が上空を流れていき、雨を心配させつつ、日差しが出てくるとみんな眩しく、暑そうです。それでも、みんながこの隊列に加わるのはなぜでしょう?
警官がやっぱり整理していますが、少しでもはみ出したら、ガーガー言われます。ま、警官はそれが仕事だからね。まだ、参加者も交通を麻痺させるほどの数ではない、この数万人の規模であっても。
なお、ふうたろう、これ以上人が増えたら、完璧にシェルター行きですな。運動は応援しまくりだけど、人混みで簡単に死ねるふうたろうには、この集会は大地獄ですから。
数集まれば、プラカードのデザインも多彩になります。絵描きやデザインの才能がある人は、デフォルメした絵を描いて風刺します。
行列は正直最後尾がどこまでなのか判らない。信号などで途切れさせられるため、全部の通過には相当時間がかかりそうですね。
この写真、デモ隊が左奥からやってくるのですが、見たことのない、私服で、「警視庁」の腕章を巻いたのが、メモ帳に何かを書きながら待ちかまえています。ふうたろうがデモ隊を撮るためにシャッターを切ると気にするんですね。
そういえば、公安警察って、カメラを向けられるのがかなり嫌いらしいと、聞いたことがあります。
あまりいいロケーションがないので、結局新宿駅南口の、ガラス張りの渡り通路で、デモ隊を待ちかまえます。
これ、ずっとここで待っていたら、いったいどのくらいの時間かかるでしょうね。今後もっと集会やデモが頻繁に行われるようになって、デモ隊の人数も増えていったら、今までのような生ぬるい対応ではやっていけないですよ?鉄道も道路もシャットダウン、ですかね。
デモ隊が通りかかると、やっぱりそれを気にする人は出てきます。みんな、どう思ってんのかね。他人事なのか、賛同の拍手を送りたいのか、ただ冷笑するだけなのか。
デモ隊は、それでも列をなして歩きます。
最近というか、今日思ったのだけど、デモ行進は質の良い対話や演説を目指すのではなく、こういう社会に対してメッセージを送ること、いや、行動している姿を見せることなので、これを「当たり前」に思わせることが大事なのでしょうね。誰もが、自分の主義主張を表明する権利があるということと同時に。
こういうコスプレ(?)も、理屈があるとか、メッセージ性があるとか、そういう堅苦しいことではない。行動している姿を見せることなのですな。この集会であれば、脱原発を訴えているのがここにはいるんだぞと、心で思っていても「自分は少数派」と思いこんでいる人たちの目に届くようにすることこそが目標であると、考えてもいいかもしれない。
ケチだけなら誰でも付けられる。デモを冷笑するだけならアホでもできる。だけど、自分で、脱原発の対案を考えている人間は、そういう人間に限ってあまりいない。インターネットとかの書き込みを見ても、「対案を出せ」という割に、自分では何も考えない。脱原発は不可能と言うだけ。それは、結局原発推進派とイコールであり、工作員と罵られても文句は言えない。本来は、原発という不可逆的なダメージを環境に与えるものに、対案など必要ない。最初から、原発を作る側が放射能汚染のリスクなどに対する対案を述べるべき話だったに過ぎませんから。リスクをひた隠しにしてきたのが、「原発に代わるもの」を要求する勢力だというのが現実ですから。盗人猛々しいとはこのことですな。
これからも、こういう集会やデモは、頻繁にやってほしい。ふうたろうは、山に出かけているときが多いので、応援くらいしかできないし、人混みでは死ねるので、沿道から写真を撮って、自分のちっこいブログに載せるくらいのことしかできないけども。
続けていけば、味方はきっと増えるでしょう。それが正当な主張であればあるほど、その速度も大きく、ね。
今回は(も?)あまり活躍できずザンネンなり。
天気:晴れ時々くもり、夜は雨(東京都渋谷区・新宿区・豊島区・板橋区)
覚え書き:東急ハンズでカシメ購入・好日山荘でタイツ購入
昨日はお疲れ様でしたm(__)m
私は地下鉄で国立競技場下車、12時10分頃でしたが、千駄ヶ谷駅程の混雑など全くなく、平穏な駅、何でだろう(・・?
ところで私は6枚目の写真付近にいましたよ~♪
ニアミスでしたね(>_<)
私も感じましたよ。
様々な政党・団体・宗教活動家がいるのにもかかわらず、言い合いをする事なく、みんな耐え忍んでいると・・・
みんな目指す目的は一つ、心は一致団結!と感じました。
『さようなら原発 1000万人アクション』
この声が日本を変えていくと私も願っています。
いえ、変えなければいけないと!
いつもはね、政党が違うだけでいがみ合ったり、同じ目標を持つ、違う思想の人を「あいつは支配者階級に洗脳された敵だ!」と攻撃したりすることも多いんですよ。ほら、自民党などに見られる派閥みたいなものです。あれをもっと過激にしたものが一部の暴力集団なのかもしれません。
でも、みんな、堪え忍んでいたというか、自分たちの分を理解していたのか、よくがんばってましたよね。ふうたろうは、こういう形でちまちま書くくらいしかできないけど、みんなが何かをやれば、あるいは…。