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4年前の毒祓いを

2011年 11月 19日

 今日は朝からひたすら雨だった。奈良県の竜門岳でも行こうかと考えたけど、遠くの地に行くのに一日しか使わないのはもったいないので、却下。明日は、300名山でなくてもいいから、近場のやつ、行こう。最近切り札を使いすぎている。
 え?本末転倒?人間そういうもんだ(何
 明日は、富士吉田の方にある杓子山に行こう。


 しかし、実はこの杓子山、実はすさまじい曰く付きの山である。2007年12月24日の日記に、樹林帯の写真2枚だけ貼り付けて、意味の判らない日記を書き残しているのがある。今思い出しても、非常に腹立たしいあの日だ。
 もう4年近くも経っているので、時効でいいだろう。
 この日、当時ひどい依存関係にあった人と、恐らく最後の山行だった。杓子山、相方はどうしても鉱泉に入りたいと言っていて、ふうたろうもそれを呑んだのである。しかし、それはいい。誰かと一緒に行く、というのはそういうものだから。
 この日、ふうたろうが確か電車に乗り遅れたため、特急でリカバリをかけようとしたのだが、相方がどこかの駅で止まって待っていたようなのだ(待たずに乗るように連絡したはずだった)。その連携の悪さにふうたろうは猛烈にイライラして、山登りどころではなかった。俺はそこまでして何で人と一緒に登らんといかんのじゃ、と。
 …ふうたろうが誰かと山に登ることを忌み嫌った、決定的瞬間だった。結局、タクシーで杓子山の立塚峠(たちんづかとうげ)近くまで行こうとしたのだが、雪で入ることができず、歩き始めた。これは、初めてわかんとストックを、年末の剣山~三嶺縦走の時に供えて試用しようとした登山でもあったので、ただのハイキングではなかった。
 …が、歩き始めても苛立ちが治まらず、結局、戻ることになった。その後、相方は富士吉田にある風呂屋の休憩室で泣きっぱなし(泣いている理由はよく判らない)。よくあんな関係を続けようなんて思ったものだと、我ながら、呆れるのを通り越して感心する。
 あれから数年もの間。ふうたろうは気が狂い続けた。仕事はより休みがちになり、仕事そのものがイヤになり(これは今でもイヤだけど、次元が違う)、精神科医とケンカもし、2010年6月まで、その大恐慌が続いた。思えば、あの苦しさは、このときが始まりだったのかもしれないな。
 しかし、これは相手のせいではないんだよ。ふうたろうの人間関係の作り方がクソだったんだよ。相手に振り回されたり、逆に相手を振り回したりするのはもうイヤだね。
 明日は、4年前のリベンジを果たす。ふうたろうの山を、登るんだ。


天気:週末ばかり雨、やや強く降る(東京都板橋区、半径30m以内?)

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