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夜になって…雪だと!?(滅

2012年 2月 16日

 …何で雪降ってんの?東京で?
 月火水と天気が悪いとは聞いていたけど、水曜日は晴れに変わったと思ったらやっぱり曇りがちで、今日は晴れときいたはずだけど、やっぱり曇っていて、夕方、病院から帰ろうとしたら、何やらちらちらしたものが見えるなあと思っていたら、やっぱり雪でしたがな。
 昨日の実験は失敗でした。もはやそれまでと(滅


 さて、今日の生化学講座。
 …今日は芳香族アミノ酸の合成に移ろうとしたけど、その合成に、エリトロース4リン酸という聞き慣れない物質が出て来てしまったので、一旦ブドウ糖のところに戻ります。
 エリトロース4リン酸は、ブドウ糖の有名な分解である解糖系クエン酸回路には出てこない、炭素の数4個の四炭糖です。ブドウ糖は6個だから六炭糖、ヘキソースとも言います。
 このエリトロース4リン酸は、ふうたろうも聞いたことくらいしかない、ペントースリン酸回路というブドウ糖代謝系で生まれてきます。
 このペントースリン酸回路は、まず、ブドウ糖からNADPH(これも物質名)とリブロース5リン酸(並びにリボース5リン酸)を合成します。リブロースもリボースも、炭素5個なので、五炭糖、つまり、ペントースです。
 次にこのリブロース5リン酸と、リブロース5リン酸から作られた同じ五炭糖(ペントース)のキシルロース5リン酸とが反応して、セドヘプツロース7リン酸(これは何と七炭糖!)とグリセロアルデヒド3リン酸(三炭糖)とになります。セドヘプツロース7リン酸が酵素の力を借りて、グリセロアルデヒド3リン酸と反応して、遂にエリトロース4リン酸が完成します。残り6個の炭素は、フルクトース6リン酸で、解糖系に回り、エネルギーになります(あるいはブドウ糖に戻す反応系もあるらしい)。
 そろそろ、出てくる物質の数がハンパなくなってきましたね。文字みてるだけじゃ、訳わからないときになってきました。ふうたろうはこの文を書きながら、頭の中に大まかな化学反応の流れを思い描いているけど…、将来読み直したときに、解るかどうか(滅
 だから、こいつは、炭素の数だけを追いかけましょう。
 ペントースリン酸回路の炭素数の変化。
 6→5+1(二酸化炭素として消滅)
 5+5→7+3
 7+3→4+6
 最初の6がグルコース6リン酸。その次の5ふたつはリブロース5リン酸とキシルロース5リン酸。7はセドヘプツロース7リン酸。3はグリセロアルデヒド3リン酸。赤文字の4が、待望のエリトロース4リン酸で、最後の6がフルクトース6リン酸。
 このペントースリン酸回路は、核酸の合成にも関わるので、大事。また、フルクトース6リン酸に繋がっている(解糖系)ということは、食事由来の核酸から摂った五炭糖(リボースやデオキシリボース)を分解するのにも関わっている、と。
 この生物の無駄の無さには、本当にぐうの音も出ませんね。


 さて、今夜から山に出かけます。明日は代休です。登る山は、静岡県の、南アルプス深南部・高塚山および黒法師岳です。縦走しようと考えていますが、どこまで行けるか。寸又峡から、おそらく黒法師岳を先に、登るかと思いますが、このナマクラになった身体では…
 だいたい、生化学にうつつを抜かしている時点で、山エネルギーは十分ではないという。ケツ叩いていきますよ、と。


天気:くもり、夜一時(東京都板橋区)

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