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薬あたり(滅?

2012年 2月 27日

 本日、殆ど掃除の一日。それから、胸焼けの午後(滅
 農薬にあたったかな…(細い目


 さて、今日の生化学講座。久しぶりです。
 今日は芳香族アミノ酸(トリプトファン・チロシン・フェニルアラニン)の、コリスミ酸以降の話。それから、ヒスチジンの合成。
 馴染みのないコリスミ酸以降、また馴染みのないプレフェン酸になり、フェニルアラニンとチロシンに分かれます。正直、馴染みがないと覚えるのが苦痛になるのですが、コリスミ酸→プレフェン酸の変化が気になって、その有機化学に悩みました。…悩むと、覚えるものですね。これ、山登りと同じで。
 トリプトファンはコリスミ酸→アントラニル酸の順に進み、核酸の原料であるプリン塩基の素になるPRPP(5-ホスホリボシル-1-ピロリン酸)と反応します。
 ヒスチジンは、かいつまんで言うとPRPPとATPとグルタミンから合成されます。
 PRPPは、プリンとトリプトファンとヒスチジンで使われることを知りましたが、プリンの時とトリプトファンやヒスチジンの時とでは、使われ方が違います。プリンの時は、いわゆる土台みたいな扱いで、プリンの合成そのものにPRPPの"R"(リボース)は関わらないけど、トリプトファンとヒスチジンは、リボースそのものを利用します。
 これは一概に言えないけど、リボースがトリプトファンやヒスチジンの原料になっているのは、トリプトファンやヒスチジンが、リボースよりも後にこの世に生まれてきたから、とか思ったりもします。最初は非酵素反応的にいろいろな有機化合物が生成してきたはずです。その中で、生命として、"エネルギーをスムーズに流す川"としての、複雑な有機化合物の複合体が生まれてきた。アミノ酸も20種類は揃っていなかったかもしれない。最初の生命から揃っていたと考える方が難しい。
 生化学反応経路は網の目のように関わり合っています。ひとまず、糖や脂肪酸の合成まで、一通り生合成を学びきりましょうか。


天気:晴れ時々くもり(東京都板橋区)

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