山上の苺(独鈷山【宮沢~西前山コース】:長野県)
昨日は珍しい体調良好日でしたが、今日はどうでしょうか。7時34分の上田駅前発のバスに乗りたいのですが、ホテルの食事が7時開始、しかも、登山靴まで履いて準備していたのに靴を脱いで食堂に入らねばならないとか、どんな罠だと(じと目歯ぎしりヴォー読み
でも、800円の朝食でこれはなかなかクオリティが高い。
Kさんの苺をホテルに預かってもらって、ケースひとつ分だけ行動食として持って、行きます。なお、今朝も苺のイナヅマ食いは行いましたが、結局10個ほど食べきれませんでした。こっそり部屋に置いてきましたすんません(滅
千曲バスの鹿教湯(かけゆ)温泉行きのバスに乗ります。始発は6時42分というものがあったと思いますが、朝飯が間に合わないので却下。
とりあえず、運転手さんと近隣住民のおばちゃんの助言を受け、登山口の最寄りである「宮沢バス停」に降り立ちます。
国道からの分岐にはデカデカと「独鈷山登山口」のカンバンがあります。安心感抜群の看板です。
やっぱり人家の並ぶ小道がゴチャゴチャしているところは遭難のポイント。いきなり道迷いましたがな(じと目
家のベランダで布団を干している奥様に道を教えていただきました。
ん?(・ε・*)
どれどれ…
どうやら、25000分の1の地図にある宮沢コースの他に3本ほど道があるようですね。情報が確かであれば、上田市側(まあここも今は上田市なんだけどね)に突っ切ることができますな。
ここには色んな人から寄贈されたと思われる桜の木が植わっています。まあ、つぼみすら見当たらないけどね…
トイレ発見。ナメクジかカタツムリの歯舌痕があって、レトロさを感じさせますが、ここでやっとかないと後がなさそう。それにもよおしてきたし…
でも、くみ取りに来ているような雰囲気があまり感じられないので、せめて紙は持って帰ることにしました。
奥へ進みます。この感じだと、深緑の頃に来るのがベストですかな?
こちらは南側斜面です。雪は思っていたほど多くはありませんでしたね。
あれは未の干支のほこらですか。ということは12分の8ですかな?
ちなみに、未(ひつじ)はふうたろうの干支です。
正直、踏み痕がなければかなりルートは怪しい。ウルトラヤヴこぎを強いられていたかもしれませんね。
坂が急になってきました。見上げる空の下に冬枯れのままの木があります。
う~ん…
ここ、1ヶ月前の豪雪の時に来ていたら、猛烈にきつい雪山登山になったでしょうね…(ガクブル
シカの踏み痕です。なお、人の踏み痕もありますが、見たところ一人分…
やっと稜線に出ました。便所タイム入れてバス停より1時間46分。
切り開かれた樹林の向こうには上田盆地が。別所温泉などのあるところです。
靄の向こうに見える白いブツは四阿山(あずまやさん)ですかな。あれに登ったのももう5年前なのですねえ…
山頂に亥がありました。そういえば、子・丑・寅・卯・辰・巳は見かけませんでしたね…。っていうか、見逃しただけか。気がついたら午(7番目)でしたからね。
こっちには浅間山を望んだつもりで写真撮ったんだけど…(Θ_Θ)どよーんですな…。
この独鈷山付近は空白地帯だったので、四阿山の反対側に美ヶ原が見えたときには、なるほど、と思いました。
ふうたろうの日本地図はこうしてコンプリートに近づいてゆく(何
さて、ノルマかつクエン酸回復のための苺パックを開きますかな。
特別な苺なので、山の上で食べたかったのですよ。本当の復興は、政治が「国民のため」に動くようになってから、と、思ったり思わなかったり。
完食しましたが、食べ終わった後で、「イノシシ」に二粒くらいお供えしておけばよかったと気がついて(´・ω・`)ショボーンでした。
さすがにこれを置いていくのは気が引けました。袋はゴミだしね。
さて、苺イナヅマ食いで身体がすっかり冷えたので、下山開始ですね。山頂には30分ほどいた形になりますか。
北方向、つまり上田盆地に向かってのルートがあることになっていますが、いかんせん25000の地図にはルートは記載されていない上、崖・岩マークが多すぎて道を探れません。幸い、リボンや踏み痕があるのですが…他力本願ですね。
ふうたろうの持っていた「武石」の地図には、宮沢バス停からのもの以外ありませんでした。もっとも、そんなルートが書かれていたところで、解るものでもありませんがね、山道は。
なお、独鈷山から西方に進む道は、木に×印が打ってあって、通行不可のようです。
斜面が北向きになって、雪が若干凍っています。ここでアイゼンを着けないと、そのまま崖下にヅドンするので、装着。
けっこうスリリングな場所でした。岩場にこびりついた雪が剥がれる恐れがあったので、安全そうな場所を探りながらゆっくりゆっくり…
あの山々は湯の丸山などでしょうか。浅間山西側に位置する山。
去年12月8日に佐久平駅から行こうとしたけど罠にハマって涙目だったところですね(ヴォー読み
さっきから気になってはいましたが、上田盆地はため池が多いです。地図を見てもため池が多く、それぞれに名前が付いています。ふうたろうのこれから辿るコースでも、2個ほどそばを通過するでしょう。
やっぱり針葉樹ウスグラゾーンです。そして、コースアウトしやすいです。
しかし、それほど心配は要りません。道にぶち当たるのも時間の問題でしたから。
里が見えてきました。あの奥にある山は、何でしょうね…地図で見ると、子檀嶺岳(こまゆみだけ)という山がそれらしき方向にあるようですが…
神社です。しかし、地図にはありません。で、ここでアイゼンなどを脱いだのですが、ザックを置いたところがシカフンまみれだったという罠(滅滅滅
とりあえず、15年前の地図とは道がゲロンゲロンに変わってしまっているので、ほとんど役に立ちませんがな。
耕作放棄地が原野化していて…ある意味自然に還った山を見ているような。
町中に出てきました。こういう雰囲気の場所、嫌いではないです。むしろ好きかも。
午後から天気が崩れるとか、天気予報で宣ってたけど、やっぱり出てきやがった、雲。
2km弱続いている農道。この先ほど近くに上田交通別所線の中野駅があります。
ため池がありました。荒池です。この辺りは高松(香川県)よりも年間降水量の少ない地域のようで(1961~90年までの値)、香川県がため池の多いことで意外と有名(?)なのを考えると、合点がいきますね。
この右側には潰れた建物がありました。ふうたろうが持っている地図が現役で使えたあの15年前には、現役でこの建物も活躍していたのでしょうか。
ここが中野前池。大きめで、釣りができるようですが、釣りクラブとやらが釣りの権利を占有しているようですね…。
上田駅に着いてからメシにありつきつつ、実はさりげなくファスナーが破壊されて困っていたスパッツを買いに行こうと町を彷徨っていたら、ジャイプールというインド料理屋が。
主人が店を閉めようとしていたので、うなだれていたら…
入れてくれました(目が星マーク
店の主人も山が好きなようですが、生業上、そんなには行けないそうです。
この後、信大繊維学部時代の懐かしさをほんの少し感じつつ、帰ることになります。もう少しゆっくりできればよかったのですが、苺がありますからね…ホテルに預けている苺が。
帰りは新幹線で帰ります。けっこう混んでいます。苺がはばかります。そして、スパッツが壊れているので池袋に買いに行かねばなりません(上田では買えなかった)。そして、よせばいいのに、ガソリンの4リットル缶まで買い足してしまって、もうマヌケとしかいいようがないというか…
帰ってきた頃には憔悴しておりましたとさ。しかも、胃ムカムカ症候群は勃発しているし(滅滅滅
まあ、でも、充実した週末だったとは思います。
天気:晴れのち時々くもり(長野県上田市・小県郡丸子町・東京都豊島区・板橋区、長野新幹線など)