離島の試練

2015年 5月 5日

 朝起きて、外を見て、絶望。いや、諦めって感覚のほうが近いか。昨日の夜の雲の様子を見て、10年前に来た時とまったく同じで、もはや希望の芽も摘まれてしまった気分です。
 とりあえず、10時に追い出されるまで日記を書いたりIngressのMissionを作ったりして、港のレンタサイクル屋に荷物を預けつつ市街部中心に緑Portalを潰しまくりに行きます。こんな日はもうIngressやるしかないでしょ!


 しかし、楽しくない旅のIngressが楽しくなるはずもなく、これなら東京でドンパチやっているのとさして変わらないわけです。しかも車も人も多い市街部ですから、のんびりとかありえないし。景色はもちろん\(^O^)/オワタだし。


 とりあえず、Missionが一つ出来そうなのがあるので、やりに行きます。それでも、気乗りしないなあ‥


 ここ、中央運動公園とかいう場所らしいですが、木の種類が違う以外は‥


 何も変わらんね(じと目


 石垣島の建物、独特ですか。ぶっちゃけ、一番やりたいことがまったく出来ていない今となっては、他の何かなんてどうでもいい。


 植木だろう、ブーゲンビリアの白。


 ふうたろうは沖縄に何か強い期待を抱いて来たというのか?何このつまらなさ!


 ほうほうの体でふたたび市街地に戻ってきたら、地場ものを売っているスーパーみたいなのがありました。そこでたった200円でゲットしたこのボゴール!パイナップルの一種です。


 このボゴールは、手で引きちぎって食べることができます。まあ、完全に手だけで食べるのは難儀しますけどね。
 でも、このパイナップルの旨さは、これまでの辛さを少し癒してくれたような気がします。


 また、西表島から戻ってきたら、ここで買い物していこう。戻ってきたら、川平方面の宿をとってあるので、そこで食べるのです。


 回復したのでもうちょっと動こうか、と思ったけど、すぐに消耗したので、もうね、行っちゃいましょう、西表島に。


 はい到着(棒読み


 着いたら雨がパラパラしてやがります。3個ほどPortalが出迎えてくれましたが、それ以上に手荒な歓迎をしてくれる天気でそれはそれは‥


 苦虫噛み潰しながら、今夜泊まる予定のゲストハウスに向かいます。15時がチェックイン開始時刻、らしい。


 で、ふうたろうが着いたのは15時半ころだったのですが、オーナーがツアーガイドとして出ているので16時半まで、待ってくれとか。
 それなら15時チェックイン開始とか書くなよ(゚Д゚メ)ゴルァ
 ‥という気持ちも心に収めながら、とりあえずそのへんでも散歩しましょうかね。そう、ままどおるに2000km(くらい)の旅の終わりをさせてやらないと。
 なお、ここから直線距離でちょうど2000kmに当たる場所が谷川岳山頂付近のようで、正直驚きました。


 スーパーがあります。しかし、看板の目立つ方は既に潰れているような感じです。その右側にあるスーパーは生きています。


 この時間帯は、中小都市の食堂ならほぼ閉店しているものですから、西表島のものなら言わずもがなです。誰もいない喫煙所のベンチに座って悲愴感漂うメシ。ガチで悲惨な旅続行です。バス停でラーメン作るより悲しい。


 宿に戻ってきました。16時半回ってもツアーから戻ってくる様子はありませんでしたが、まあ、一人でツアーも宿の経営もやっているのだからしかたないと、それはそれで思っています。別に、急いで部屋に入りたい身でもありませんからね。


 チェックイン開始。ここからが修羅場(何
 第一ラウンド
 宿:「2泊で8700円(※じゃらんポイント使っているので本来9000円)です。」
 ふ:「はい、では、10200円でお願いします。」
 宿:「200円いりませんね。」
 ふ:「え?1500円のお釣りくれないんですか?」
 宿:「だから、1300円お釣り出せばいいでしょ?」
 ふ:「ん??500円玉がないってこと?」
 宿:「そういうこと(何?)されても大変なんで。」
 ふ:(´゚Д゚`)ハァ?


 第二ラウンド
 宿:「スリッパお履きください。」
 ふ:「裸足のほうが楽なので‥」
 宿:「あ!砂が部屋に入ると、ここ、畳なので他の人に失礼なので。常識です。」
 ふ:「‥オッケ。わかりました。」(砂くらい掃除機かけたら5分で取り除けるだろ。っていうか、スリッパ履くことが常識ってどこの常識だよ。)
 引き続き第三ラウンド
 宿:「ルールを守っていただかないと。以前、ふたりほど出て行っていただいた方がいるんですよ。」
 ふ:(俺、3人目にしてもらいたかったわ)


 第四ラウンド
 宿:「エアコンなど、自由にお使いください。ほかの民宿などでは追加料金をとっているところもあるようですがうちでは取っていません。」
 ふ:(‥‥‥‥。)
 ‥もうね、あまりの酷さに、絶句するしかないですね。苫小牧市(北海道)沼ノ端の宿は単なる設備不良と客層がひどかったので済んだけど、ここのはガチです。マジ。


 ‥そんなわけで、頭にきたというか、こんなところを選んでしまった自分が情けないというか、いろんな思いが混濁して、散歩に出かけたら、なんか、ガソリン臭い‥?
 ヌオッ(゚皿゚;)
 海面に油の膜がッッッ!!!


 あのさ、この天気もそうだけど、ふうたろうは沖縄に何か悪いことしたか?予報によれば明日も明後日も天気悪いらしいし、本当に南の最果てまで来てIngressだけやって帰るって話になりかねんぞ、これは。しかも、この仕打ち!(゚Д゚メ)ゴルァ


 西表島なんてなかったんや!
 ‥あそこの木々、立ち枯れてるね。何でだろ。


 まさにふうたろう茫然自失。チョー薄暗い曇天下の海は、ひたむきに黒い(Θ_Θ)どよーん


 でも、こういうの、逆の立場でふうたろう自身も誰かにやっているんじゃないかな、とか思ったり。だからこそ、腹立たしいのかと思ったり。誠に情けない話ではありますがね。


 ‥西表島縦走も、そういえば単独では許可されないんだっけ。それに、テント泊もダメとか、色々。
 まあ、冒険できるところはここだけじゃないから、もうどうでもいい。


 じぇじぇじぇ
 流行りだしの時期の割にはずいぶん看板が朽ちていませんか?


 ないよ
 う~ん‥なんか、解らないものだらけすぎる‥


 芝の上に大量に散らばっているペレット状になった土塊。土の中になにかいる?


 やぎ?奥の方にもう3頭ほどいます。
 ‥こうして、ふうたろうは必死に気を紛らせているのです。


 もう、暗くてまともに写真が撮れません。
 ‥気を紛らせようとしても、紛れませんよね。だって、これから2泊するんだもの、その修羅場で。


 宿に戻ってきてからしばらくして日記を書いていました。困ったことに、夜中24時近くなっても隣のテレビの音がでかい。ドアを叩いて呼んでも返事がないただの屍のようd=つ)゚3゚)ブッ¨:∴
 話しかけたくなかったけどオーナーに相談したら、ふうたろうが部屋を移動することになりました。書きかけの日記(PC)とか閉じたり、広げた荷物もう一度片付けたりとかして。
 まあ、計らいとしては悪くはないけど、既に信頼関係が崩壊しているので、ね‥
 というわけで、ふうたろうはどうやら沖縄県までストレスをために来たらしいです。マジで来なきゃよかった。北海道にしとけばよかった。
 UC:2
 FD:1


天気:くもりで一時小雨ぱらつく(沖縄県石垣市・八重山郡竹富町)

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