固い廃棄物
スキーの旅明けて、翌朝の月曜日。筋肉痛もなく、食欲も通常どおり。しかし、大量にたまった洗濯物を干していると、出発時刻の8時34分(間に合う限度時刻)を過ぎてしまい、アウト。
ところで、最寄りのバス停からから駅まで、うまくいけば5分以内に着くのですが、マイカーが多く、渋滞します。なぜここがバス優先の道路にならないのか不思議でなりません。
今日もルーチンワーク(いつもの業務)でした。主に米を分析するので、油を除去する作業が必要です。粉砕→水での膨潤→アセトン→振とう→減圧ろ過→アセトン→振とう→減圧ろ過→塩化ナトリウム(シオ)→減圧濃縮→酢酸エチル+ヘキサン+脱水→減圧濃縮→アセトニトリル+ヘキサン+脱脂→…、もういいか。とにかく、工程が多いので、そこに脱脂作業が入ると、大変。何度もいうけど、アセトニトリルは減圧濃縮で蒸発させるのがとてもダルいです!アセトニトリルを早く飛ばす方法、無いかなぁ。
物理化学の教科書引っ張り出して色々見ています。
アセトニトリルと混和し、共沸混合物の沸点がアセトニトリルのそれよりも低いのがいい。アセトニトリルの許婚はアセトンが良いのか、エタノールが良いのか、わからない。アセトニトリルと安定的に(いろんな意味で?)溶け合うものだと、逆に沸点が上がることもあるような。
用語的には、上部共沸混合物と下部共沸混合物というのがあり、後者になるようにするのがいい…のかな?っていうか、それを探すのが大変ですね。
あ、写真を見ずにテキストを打っていたら、写真の説明を忘れていました。これ、割れガラスです。全部産業廃棄物です。危ないし、もったいないし、やりきれないっす。
…今日は、『従軍慰安婦』(吉見義明著 岩波書店)を読み始めました。化学から一転して歴史だね。ちょっと読んでハッとしたこと。軍は、一般兵士があまりにも派兵先で強姦するので、それを止めようとしていたようなのです。これ、軍が慰安婦を作ったかどうか以前の問題。で、その止めようとした理由が、中国で反発を食い、軍の指揮系統にもマイナスだからだそうです。…ま、そんなことだろうと思ってはいたけどね。なお、これは吉見義明氏が考えで書いたものではなく、資料として残っていたものから引用しているものです。反論の余地は、それを反証しうる一次資料にのみある。
『従軍慰安婦』p.29-30より
…かくの如き強烈なる反日意識を激成せしめし原因は、各所に於ける日本軍人の強姦事件が全般に伝播し、実に予想外の深刻なる反日感情を醸成せるに在りと謂う。
…各地に頻発する強姦は(中略)治安を害し、軍全般の作戦行動を阻害し、累を国家に及ぼす重大反逆行為と謂うべく…(中略)
…右の如く軍人個人の行為を厳重取り締まると共に、一面成るべく速やかに性的慰安の設備を整え、設備の無きため不本意乍(なが)ら禁を侵す者無からしむを緊要とす。
…だそうです。ふぅ…。
それにしても、求める真理は真理として、求める行為が正しいのかどうか、疑問になってきた今日この頃。真実を求めるのは道義的には良いが、正直疲れます。取手に着いた頃には、今日はヘロヘロでした。幸福度が下がるくらいやりすぎるのは、やっぱりよくないね。
天気:晴れのち時々くもり(東京都板橋区・茨城県取手市)