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科学を使う仕事です

2007年 4月 13日


 久しぶりに花の写真を撮りましたが、植え込みの花です。左がユリ科の花ニラ、右がカタバミ科のカタバミ(何カタバミかは解らない)。ほんとのこというと、今日はこれ以外書くことはないのですが、一応ちゃんと仕事はしてたので、そのことでもちょっと書こうかなと思います。

 今日は7件分の農薬抽出。GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)用の抽出に移れなくて、抽出が未だめんどい。揮発性の高いアセトン、ヘキサン、酢酸エチルから逃れられません。おえっ!
 夕方、職場の会議が終わった後、GC/MSの試運転によるデータを見ていました。この前から悩みの種になっているマトリックス効果の呪縛から逃れるためにソルベントフラッシュ(Solvent Flush:溶媒洗浄?)とかいう機能を使って、汚れと農薬標準品を同時に打ち込んだものの結果が出ていました。
 しかし、なんだか変なクロマトグラム。各農薬標準のピークに変な重なりが。二重にピークが見えるとでも言うべきか。とにかく、怪しい。これではちゃんとした分析にならんとです。
 (クロマトグラムとは、写真のようなやつ。横軸にサンプルを機械に入れてからの時間、縦軸に物質の検出量の強さを採って、グラフ化したもの。この写真はGC/MSのクロマトグラムではありません)
 (ピークとは、右の図では針のように飛び出ているもの。山型のものはピークではありません。)
 池袋駅まで、一緒にデータを見ていた彼とずっとその話。いっそのこと、方法を変えるか、という話までしていました。…はやく決着つけたい。
 それにしても、そのソルベントフラッシュという機能、ちょっと疑問がある…。真、そのことをこの日記に書いてもしょうがないから、やめとくけど。
 とにかく、今日はちゃんと仕事していたということを主張しておきます。

天気:晴れのちくもり(東京都板橋区・茨城県取手市)

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