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日本もテロの国に

2007年 4月 17日


 今朝もバスに乗り遅れました。っていうか、この頃、ちょっと風邪気味っぽい。頭が痛い。倦怠感もある。そこら中で風邪も流行っているみたいですし…。ちなみに、このシーズンは、風邪の鬼門。4月上旬から中旬は、風が季語です。僕は。
 そうして、とぼとぼ駅まで歩いている間に、ハハコグサ(キク科)ハルジョオン(キク科)

 それにしても、寒い!風邪の身体にこたえます。しかし、―昨日までさんざんこき下ろしていた選挙ですが―この寒さん中、しかも雨が降る中、駅前でみんな傘を差して選挙活動している運動員と候補者がいました。憲法9条を守るということを中心にして訴えをしていたようですが、受け入れられるのはこういう所くらいです。本当に、雨と寒さの中、お疲れさまです。
 ちなみに、憲法9条を守るのは僕は当然だと思っています。それは、「戦争をしない、無くす、加わらない」という究極理念であり、それに対する願望は理屈ではないのです。しかし、「9条は古い」とか、「現実に合わない」などと、改憲を促す人もいる。理想の否定は努力の放棄とも言えなくはないのですが、単純に「北朝鮮が恐い」という理屈のない意見も多いでしょう。安倍政権の改憲国民投票法案はそういう理屈のない声すら顧みない鉄砲玉のよう。その鉄砲玉が誰かに当たって取り返しのつかないことにならないように祈るしかない。

 そんな矢先、テレビのニュースで長崎市長が暴力団員に撃たれたという事件が報道されました。「ふ~ん、ながさきしちょう……、長崎市長!?…って、原水爆禁止世界大会などでも核兵器の廃絶を訴えていた人だった…よね。」
 続きのニュースで、彼が核兵器廃絶を訴えて平和団体の集会(原水爆禁止世界大会は「平和団体の集会」レベルではない)で「非核三原則の法制化」などを訴え、アメリカなどにも核廃絶を求めていたとか何とか報道されていました。明日の新聞で詳細が解るでしょう。
 でも、狙った相手を見れば、また、加害者を見れば、何となく構図が見えてくるような気がする。暴力団員が、平和を訴える市長を…ですよね?

 何はともあれ、こうして日本も立派なテロ発生をはらんだ国家の仲間入り。北朝鮮の恐怖を煽って、集団的自衛権だの何だの言っても、自国の中に常態化している暴力団一つを取り締まれない国家が、何を呑気なことをと、あぜんとします。
 日本にとっての脅威は、北朝鮮ではない。目の前で事件を乱発している暴力団であり、在日アメリカ軍であり、大から小まで国民の幸福追求権や思想・言論の自由を奪い去ろうとしている政治であり、教育再生の名で日本人の心と魂を支配しようとしている勢力です。
 長崎市長。心肺停止状態。明日の朝、どうなっているだろう…。

天気:くもりのち雨(東京都板橋区・茨城県取手市)

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