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針千本

2007年 6月 25日

 夜中、目が覚めました。錘が内臓に直接吊り下げられたような消化器の重さ。ひどく気分が悪く、動悸も激しい。プリンペラン(メトクロプラミド)とソラナックス(アルプラゾラム)の頓服で辛うじて治まりました。その間苦しむこと約1時間。何かの食中毒かと思いました。
 しかし、苦痛はそれに終わりませんでした。次目が覚めたら、時計が二桁。10時半。
 ………………。
 職場から、怒りの電話ではなく、心配の電話が何件か入ってきていました。…今日のは危なかったかも。それでも、それから起きたらマシにはなっていました。
 主任に、仕事の具合などを聞いて、今日休みました。どうせ、夕方になったらまた病院行かないと行けないから。
 一度でもこういう事があると、次が恐い。明日起きられるか、とか、また夜中に具合が悪くなるのでは、とか。辛いです。

 いつまでも辛さに悶えてもいられないので、病院の待ち時間などは、新聞を読んでいました。今日は二つほど、小さい記事だけど気になったこと。
 一つめは、6月18日に長々と書いた、栄養士会が自民党を応援していたという話に関して。もう一つは、元公明党の議員が公明党を公明党流に攻撃していたという記事。
 一つめの栄養士会の記事は、管理栄養士である読者の投稿でした。ちょっと長くなるけど引用。

しんぶん赤旗 6月25日付 広島県の読者投稿

 (略)
 職場での栄養士の地位は、責任の重さとは反対に高いとは言えません。「献立を建てる便利な調理人」として扱われ、その実は、「栄養・衛生の責任」も負わされ、賃金は低く、ひとりぼっちの職場が殆どです。「栄養士の地位向上」(丸茂氏政策に記載:ふうたろう註)と言われれば、心動かされる会員もいるかもしれません。
 しかし、「食は命の源」と考えるなら、自民党政治が破壊してきた「輸入食品の安全性」や食料自給率の低下」などの改善を国の求め、「国民の健康増進をはかるのが栄養士の専門職としての役割ではないでしょうか。

以後略

 現役の栄養士の意見です。自民党が食育なんて微塵も考えていないことは、日常の行動と政策と人権感覚を見れば一目瞭然でしょう。この読者投稿の記事を見て、改めて栄養士会のイメージが悪くなりました。真面目にがんばっている栄養士の人たちを食い物にして、やる気あるのですか!
 もう一つ付け加えるなら、「食品添加物等への対応をはかり、安心・安全な食品を提供できる環境づくりに努めます。」(まるもゆきこ政策)などというのは、添加物を、ザルを通すように認定してきた政策を反省してから言ってください。そして、残留農薬の基準を輸出側の都合で緩和してきたことに反省してから述べてください。
 もう一つの公明党の話。その前に踏まえておきたいことがあります。
 ちょっと前に共産党にも除名処分をくらった奴がいます。筆坂秀世。セクハラ行為を働いて(仲間にだぞ?)、反省の色を見せたかと思えば途端に逆恨みして共産党を逃げ出したことがあります。今はその辺で共産党の組織の在り方などについて悪口を吹聴して回り、一方では党員には味方するような態度をとる。当然党員側には「同情されている」などと思う人はいません。僕は、こういう人間は自民党にも劣ると思います。共産党を裏切ったからではない。仲間にセクハラして、実は反省すらしてなくて、逆恨みで共産党攻撃して、党員にはいい顔して、いつの間にか被害者のことなんか忘れて、のうのうとしていることが許せない。
 共産党の組織内に色んな問題があるのは、僕もよく知っています。しかし、それはよく考えれば当たり前。種類は違えど、誰でも、どこの組織でも、会社でも、そんな問題は抱えているのですから。組織同士、お互い干渉を避けながら、より良くしていくものです。少なくとも、自分の反省も出来ない人間が他のことをとやかく言う資格はない。
 で、公明党を除名された議員の話。本人は、それなりの理由があって離党したようです。公明党の言い分とはだいぶ違うようですが。
 それはさておき、この議員は、僕も非常に関心のある、環境汚染の問題に取り組んでいる人だったようです。全部が全部信じられるわけではないけれど、「私の環境・水利工学の専門性で貢献し続けたい使命感」(福本潤一ホームページより)というのは、信じてもいいと思いました。
福本潤一ホームページ
 僕は公明党の政策に対してマイナスのバイアスがかかっているので公正な判断をしかねますが、あえてそれを承知でいえば、公明党が福本氏の意向を受け取らなかったために福本氏は辞めたということでしょうか。一応、解った。
 そこで、筆坂秀世に戻る。この福本氏と比べると、だいぶランクが違うことが解ります。福本氏は本人なりに環境・利水工学の専門を活かして議員活動を続けたいという意思があった。でも、筆坂秀世は違う。彼が共産党を出てからやったことは、共産党をけなすことだけだった。ただ反共産党になっただけ。福本氏がこれからどうなるのかは知らない。反公明党的な攻撃も始まったというから同じ轍は踏まないでほしいものです。
 念のため、筆坂秀世の本を読んでいる人のレビューを見てしまいましたので、ちょっとだけ意見。
 共産党が、筆坂に対して弁明させなかったというが、筆坂は共産党に反論できない方法で本を書いた。明らかに卑怯だろう。しかも、共産党は、弁明させていたと言っています。
筆坂秀世氏の本を読んで 不破 哲三(日本共産党ホームページ内)
アマゾンの「日本共産党」(筆坂秀世 著)ページ
 それから、筆坂はともかく、外部の人が共産党の中のことに知ったかぶりの口出しはやめた方がいい。党員でもなく党員の苦労も知らない人間が党の中の何を知ってこういう事(アマゾンのレビュー)を言うのか知らないけど、生身の党員をたくさん知り合いに持つ僕からすれば、筆坂と同じ、ただの反共主義にしか見えません。思考停止している分、筆坂よりもタチが悪いと思います。

 ふぅ、長くなった。針千本呑まされた気分。人の争いごとを見たり、自分が誰かと争おうとしていたりするのは本当にイヤです。

天気:くもり(茨城県取手市・千葉県我孫子市)

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