Home > 未分類 > おしまい!

おしまい!

2007年 9月 3日

 障害者自立支援法という、法律のため、今日はその適用を受けたとの通知を持って、取手市役所に出かけました。自転車で国道6号線や294号線の芳香(族)漂う環境を走る気力はなかったので、初めて、バスを使いました。なぜか、関東鉄道のバスは、市役所を避けて通ります。市役所に行くのは市営の循環バスですが、本数が少ないため、使い物になりません。


 この味気ないのが、半日を潰して取りに行った、手帳。もうすぐ引っ越すのに、360円のバス代を使うメリットはどのくらいあったか…。
 とりあえず、これがあれば、3割負担が1割負担になるから、たぶん、1回の診察でもとは採れると思うのですが…。


 遅れて出かけた仕事場。あまり乗り気ではありませんでした。農薬の抽出をやらなかったら、いったい何を目的にして仕事すればいいのか解らなかったから。農薬の抽出は、僕の代わりにやってくれている人がいることは解っていたので、悶々。
 それで、電車の中で考えました。「とりあえず、無理に意義を見いだそうとしたり、楽しくしようとあがいたりするのはおしまいにしよう。」と。
 昼過ぎに職場に着いた僕は、HPLC(High Performance Liquid Chromatography:高速液体クロマトグラフィー)を見つめました。
 「あ、液クロ(HPLC) 動かせるんやな。」
 机に座ったら、ノート。アフラトキシンの抽出・分析方法を見直しました。
 「うぬぅ…!やっぱりホモジナイザが要るわ!!あと、検量線作るのダルいから、内部標準法使えんやろか。」
 ホモジナイザは、Homogenizerと書いて、「均一化させる者(物)」。サンプルを砕いて、牛乳のように濁った状態にする機械です。25万円くらいする、高い買い物になります。…ボランティアで動く施設の辛いところよ!
 内部標準法は、他の、決まった濃度の物質の感度を基準にして、目的の物質の濃度を定量する方法です。濃度と感度は比例するので、内部標準の感度がAで、濃度が1ppm、目的物質の感度がBだとしたら、A:B=1:Xで、計算することができます。

 HPLCで分析できる物質は意外と多い。抽出や精製をちゃんとマスターすれば、アフラトキシン以外にでも使えます。でも、足りない試薬や機械があって、みんな、とても高価な物ばかりです。たとえやる気になっても実行までには時間がかかります。それでも、アフラトキシン(カビの作り出す猛毒)は、各輸入食品からばんばん検出されているので、放置してはおけません。どうしたものか…。
 あ、そういえば、忙しさにかまけて、大事な試薬切らしました。しっかりせい!

天気:くもりのち晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

Comments are closed.