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全滅しました

2007年 12月 12日

 今朝、7時過ぎには起きようと思えば起きられました。でも、昨日までの一週間の体調にすっかり自信をなくしてしまったので、「今日もダメかも」という不安が先行します。体温は36.2℃。問題なし。
 結局、8時過ぎに起き出して、弁当を適当に作って、出勤。そしたら、西武池袋線が人身事故。30分以上遅刻。のろのろ運行に、池袋駅ではぐったり。
 職場に何とか辿り着いても、やっぱりぐったり。抽出までは何とかやったけれども、終わってからついにダメになりました。熱っぽいというか、頭がぼ~っとするというか。16時過ぎ、早退。混雑の準急に30分強揺られたら、また具合が…。


 ところで、今日、その早退の間際、職場の入り口のところで、高齢者福祉医療とかいうのと、看護師を増やしてくれというのと、二つについての署名をやっていました。朝もよく考えたらやっていたけど、西武線の毒撃で全滅していたので、スルーしていたのでした。
 でも、帰りはスルーできなくて、署名の要請文まで全部読んで署名。当たり前のことをするにはエネルギーが足りない。
 ま、それはいい。
 高齢者福祉医療に対する保険を新たに設けるという話があるらしい。一般の健康保険とは違うそうです。僕がある程度覚えているのは、高齢者が家族の扶養に入っている場合、まるっきり別の保険なので、保険料を別途払わなければならないということ。免疫力が落ちて、なりたくもない病気になって、その上、混雑の病院に行って、高額な金まで取られるのです。
 今、「消費税増税か福祉削減か」という、「自民か民主か」よりも頭の弱い選択を、自民党(与党)は迫っています。アホ!百数十兆円ある上位企業の内部留保を吐き出させい。数百億円の思いやり予算削減せい。株であぶく銭儲けてる奴から税金取れい(企業の成長を考えている株主は別)。
 看護師の増員については言わずもがな。医者もそうですが、夜勤の時間を減らしてあげてください。例えば、夜通しの勤務は健康に悪いのでやめさせてください。昼夜逆転を繰り返す生活、看護師や医者の増員に反対する人は、経験してみてください。


 あと、帰ってきて、19時のNHKニュースを少し見ました。そこで、厚生労働省がタバコの受動喫煙と肺腺ガンの疫学調査の結果を公表したとのことです。NHKも、これほど大規模に調査されたものは珍しいとして、なかなか良く報道してくれていました。
 …と思ったら、JT(日本たばこ産業)側のコメントが出てきて、「統計上有意性が…」「受動喫煙とガンとの関連は科学的に明らかになっていない」だってさ。科学的にいえば、JTのコメントが荒唐無稽であり、判断力がないことを証明しているに過ぎません。
 吊り広告やテレビのCMで、さんざんクリーンな宣伝しておきながら、タバコの売り上げに響くとあれば、「科学的」を振りかざすか。
 そもそも、科学は判断の根拠に過ぎないのですよ?ある統計調査で有害性があると報告された時、一般市民(今回対象になったのは夫が喫煙者の妻)は「避けて通りたい」という判断をする。JTは「科学的には…」といいながら、内心「タバコを避けられたら困る」と判断しているのです。
 とりあえず、タバコで増えた分の医療費はすべてJTが払えばよい。タバコによって医療費が増大しないことを証明すればタダですむぞ。「科学的」である企業の責任だろ?そして、厚生労働省の28万人年(28000人の人を10年間追跡したという単位)に匹敵するくらいの調査をしてから文句を言え。自前の調査データさえ持たない(持っていても公表していない?)奴が有意差を語るな。
夫喫煙、肺腺がんリスク増=37%で発症原因に-厚労省研究班
 ついでに、この企業がどれだけ無責任か、このページ。ふざけんな!
たばこ対策に対するJTの考え方、会社コメント
 …有意差というのは、平たくいえば、タバコを吸っている人吸っていない人をそれぞれ100人比べた時、どちらかが明らかにガンにかかるが高い(低くてもいい)ことを表すものです。疫学調査は平たくいえば確率論です。たまたま今回の比較で差が出たけども、次は逆の差が出たり、同じくらいになったりするかもしれない。そういう不確定さをある程度ハッキリさせるのが有意差。これを見て、どう判断するかは、まったく別の話です。有意差がなくても、傾向があると思えば、その結果に応じた判断をするのが、僕は普通だと思うのですが。

 ふぅ、全滅したのにしぶとく書いてしまった。終わりです。
 Wikipediaを見ると、もっとわかりやすく色々書かれています。勉強し直すとするか。…復活したら。

天気:晴れのちくもり、夕方小雨ぱらつく(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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