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心の穴に巣喰う偽善

2006年 2月 4日

 今朝、8時半起きでした。9時から部屋の壁に配管工事用の穴を開けるとのことです。昨日も隣でガーガー音が鳴っていましたが、今日は僕の家が発生源。

 なめたけご飯を少し掻っ込んで、パソコンの電源をON。昨日から水につけておいた大豆を、圧力鍋で煮始めました。向こうでは穴開け作業のおっちゃん、いや、兄ちゃん。作業員特有のたばこ臭さがなく、安心。でも、音がやっぱり凄い…。圧力鍋が吹いているのに、音が聞こえなくて、びっくりしました。

 作業が終わると、玄関や浴室は穴だらけ。ここに配管通るのはいいんですが、今まで通っていた配管はどうなるんでしょう。下の配管の穴はふさいで、新たに開けた穴を使うのかな…。そういえば、実家の住宅でも、配管の老朽化に伴ってか、工事をしたはいいけど、今まで家具のあったところに配管が来て、凄く面倒なことになったことがあります。住人のこと考えてくれるような配管工事してくれたらいいなぁ。あ、それと、2月17日、改めて配管を導入する工事をやるそうな。今度は丸一日の作業。…。
 配管の穴あけの作業が終わる頃に、大豆を煮る作業も終了しました。1サイクル13分で、鍋二つ動員して、1時間かかりました。合計2kgです。でも、本当においしい大豆です。

 夜から、1月22日にやったいも煮会の反省会も含めた会議をやりました。緊急招集で、みなさんばたばたと集まって下さいました。その会議に向けて、「ふうたろう食堂」開店です。今日のメニューはきつねたぬき丼、みそ汁、かぼちゃの煮っ転がし。食材買いに走り回りました。葱、人参、里芋、油揚げ、天かす。しかし、置いてあったかぼちゃは腐っていて使用不可。無念。
 とはいえ、みそ汁ときつねたぬき丼は、会議に参加してくれたみなさんのお口に合ったようで、何より。作った甲斐がありました。
 議論も次につながる話が出来、遅めの22時半に散会。みなさん、お疲れさまでした。


 そういえば、今日、障害者自立支援医療の案内が来ていました。
 はて、そういえば、小泉構造改革とやらでそんなことを言っていたな。どれ、どんな「支援」をしてくれるのか見てみようじゃないか。

どの障害者も同じ制度のもと地域で自立した生活を

 これまでは、障害の種類や年齢により受けられるサービスの内容などが決められていましたが、障害者自立支援法の成立により、どの障害の人も共通の福祉サービスが地域において受けられるようになります。

―障害者自立支援法利用のしおり 2ページ より

 …読んでいてもよく解りません。「どの障害の人も共通の福祉が受けられる…」?
 僕は介護などを受けているわけでなく、精神通院医療の補助を受けています。ほかの内容は解らないのでおいておくとして、自分の場合、「自立支援法」により、何が変わるのか見てみました。………
 驚くなかれ、書いてあるのは医療費についてだけ。「指定の医療機関で医療を受けた場合、医療費の1割を原則として自己負担します。」
 今、僕が払っているのは0.5割。それじゃ、ただ負担額が増えるだけ増えるだけですか。
 そこで、低所得者には負担が重くならないよう「配慮」していると。障害者が年収80万円以下で、住民税非課税世帯の人(「低所得1」層)は月額2500円が限度額。僕は1ヶ月に一度くらい通院して、350円くらいです。それが700円になるとすれば、仮に低所得1層に入ったとしても、負担増です。生活保護世帯(負担額なし)にでも入らない限り、負担は増えます
 医療費が上がっても何かメリットがあるわけでもない。僕はこの政策をこう呼ばせてもらう。

障害者自立支援放棄

 偽善に満ちた名前に偽善に満ちたこの中身。負担が増えるということそのものよりも、こういう制度を、政権が、「自立支援」の名で吹聴して回ることに憤りを感じます。

 一方、僕の方にも「偽善」があることに気づきました。いつか、ある人に「言葉に気をつけろ」といわれたことがあります。人のことを冗談でも、「ずぼら」だとか何とか言ったときに。自分にはそのつもりはなくても、相手を傷つけていることがあります。この前、餃子パーティーのとき、他の人がそういうミスをしているのを垣間見ました。…言葉に気をつけよう…。相手は大事な仲間ですからね。

 今日はからっ風が強く、関東地方の空気はかなり澄んでいました。利根川の土手で寝転がりながら凧を揚げている人。その凧と青空がとても映えたので、一枚。

天気:晴れ時々曇り(茨城県取手市)

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