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北国の里山の風景(十勝剣山【霊峰剣山神社往復+御影駅まで車道歩きコース】:北海道十勝支庁)

2014年 11月 24日

 昨日寝付けなかったせいで、今朝の起床が5時59分。薄暗闇の中で、札幌駅で買っておいたパンをガジガジし、荷物をまとめて出発です。


 ひとまず、安全祈願でも。


 登山口の霊峰剣山神社参道です。
 とりあえず、気温が低すぎて、カメラの電池がアホになっています。


 頭がクラクラします。夜中、寒かったから、ちょっと風邪でも引いたかな?


 お地蔵さん(?)これからしばらく、たくさん並んでいるゾーンが続きます。どうせなら、もっときれいなお地蔵さんを撮っておけばよかったな、とか。


 太陽は山と雲とに隠れていて、ウスグラさに拍車がかかっています。


 最初は平坦な尾根道です。その途中に、枝の隙間から十勝平野を望める場所がありました。


 刈払がしっかいされている道です。あの小屋も電気まで引かれているスグレモノです。ホテルですよ、あれは。
 至れり尽くせりとはまさにこのことですね。


 阿修羅像?
 そういえば、手がいっぱいある千手観音もあったような希ガス。


 では、ふうたろうも阿修羅のようにいきましょうか。
 ‥と、気合入るほどのHPではありません。頭がまだ寝ています。


 やっと日が差してきました。白樺の木の肌が美しいですな。


 路面には雪が。でも、旭川で見たようなコンモリ状態ではありませんね。


 一回目のチョー長い上り坂を終えたところで、標高906mの一ノ森。


 なんか、石碑があります。


 「一ノ森」の看板の上に「展望台」の文字があったことに気が付きましたか。そちらに行ってみましょう。
 確かに展望抜群ですが‥


 ちょっと鬱空‥(Θ_Θ)どよーん


 二ノ森の岩場が見えます。
 なお、一ノ森・二ノ森・三ノ森、と、これから出てきますが、国土地理院の地図には表記なしなので、地図読みできないと、場所特定できませんね。


 冬枯れでもシラカバ林は雰囲気が明るい。


 一ノ森から少し平行(多少のアップダウンはある)移動するとすぐにまた急坂があります。しかし、そこはそれほど長くはないでしょう。


 というわけで、二ノ森。ここにも展望台っぽい方向に道がありそうですが、今回は帰りに寄る方針でいきましょうか。


 不動岩。‥といっても、やっぱりただの岩(真顔


 また少し坂を登りますが、今度は崩落地。ロープが付いています。道が凍っています。
 その上に三ノ森の看板がありましたが、ウスグラかったので撮りませんでした。


 飛び出した岩の上から南を向くと、すぐそこに剣山。左奥には、おそらくあれが十勝幌尻岳です。


 雪がこびりついてイヤラシい道を歩きます。帰りがタノシみですな(じと目


 梯子が出てきました。これ、けっこう長いハシゴですね。


 その梯子のところから見た芽室岳方面ですが、弱い気圧の谷が接近していて、(Θ_Θ)どよーんしています。


 この梯子も、誰かが取り付けてくれなければ、ザイルで登らなければなりませんね‥


 出発から3時間弱、ようやく剣山山頂到着です。


 さすが、展望抜群です。クモってなければだけど(じと目


 山頂標はこんなものです。足場はあまり良くないので、休むには適していませんね。


 でも、この4日間のgdgd北国逃避行で唯一の山行ですから、シッカリ楽しまねば。


 ムラのある絹層雲、一回空を覆っても、何回か晴れるチャンスは有ります。


 あちら、伏美岳の方は、もう本格的な雪山になっています。日高幌尻岳までの縦走も、ヤヴが雪に埋もれて歩きやすくなってきているでしょうか。


 あれは二ノ森です。信じられませんね、この高度感!


 十勝幌尻岳、今回登ろうかとも考えましたが、来年のGWあたりに、芽室岳までの縦走を試みようか思案中です。天気さえ荒れなければ、3~4日あればいけるかと思います。ただ、芽室岳下山してから羽帯駅まで歩くのがヤヴァイと思いますけどね‥


 さて、堪能したら下山開始ですね。


 太いつららを見つけました。


 よく見ると、横紋筋のようなシマシマが‥


 溶ける素振すらなく、ガッツリ凍っています。こちらでは11月は立派な冬、だそうです。


 下って来る時、単独の女性に出会いました。昨日も来たそうです。2日連続とは、トレーニングルームですか、この山は。


 ふうたろうが今景色を眺めているのは、三ノ森近くの岩の上です。本来なら登れない岩だと思いますが、無理やり登りました。なせばなるもんです(`・ω・´)キリッ


 隣にも岩がありますが、そちらの岩からこちらの岩へは移動できません。


 さっきまであの山頂に、さっきすれ違った女性がいましたが、いつの間にかいなくなっていますね‥


 さて、ふうたろうも出発。
 ここは別の岩場ですが、この断崖絶壁はすさまじいですな。さすがにすくみますな。


 案の定、ブラックバーン混じりの急坂は厄介です。


 二ノ森です。この写真は使い回しではありません(きっぱり


 二ノ森からの、指導標なしの分岐の先には、不動岩のような岩がありました。


 これもまた無理やり登ると、十勝平野が一望できます。


 芽室岳方面は、見えなくもない、程度。


 見えているのは三ノ森付近。剣山山頂はちょっと隠れて見えませんかね。


 さて、11時のおやつ(何)です。


 豚レバーの肝小葉が見えています。


 この豚レバーの燻製、かなりうまい。73gありましたが、そのまま食べきりました。これで今日必要な量の鉄分は、既に補えたと思います。野菜などのようなものに含まれる無機鉄と違って、これはヘム鉄ですし、吸収も良い、と聞きますから。


 レバー食ってゆっくりしたら、最後の下山といきますか。


 登るときには薄暗さと必死さで気が付かなかった苔。


 二ノ森からの急な下りは、上りでそうだったように、長くない。


 笹の中の道が白い白樺林に消えてゆく‥


 気圧の谷が近づいてくる予報だったのでどうなるかと思ったけど、このままイケそうです。


 日陰になった冬枯れは、ただのウスグラい場所でしかないですな‥


 雨は降らずとも、時々日が陰ると、ねえ‥?


 下山まであと少し。


 登山届のポストです。いや、夕方までがんばりました‥
 …じゃなくて。


 まだ、12時16分ですよ(真顔
 南中していても太陽の高度が低すぎて、朝から晩まで夕方という気しかしません。


 6月ころだと、朝から晩まで昼という気しかしないのにね(棒読み


 お地蔵さんに最後の挨拶をして、去ります。


 さて、この果てしない滑走路のような道路を、突き当りまで行くのですよ。突き当り?見えないけどね(真顔
 なお、寝袋とか詰め込んだ45リットルザックを担いでいます。110リットルじゃないのだから、全然大したことない(真顔


 真ん中にあるモニュメントよりも、左にある白い看板に入っている怨念に、笑ってはいけないけど笑ってしまった。


 そして、これがその引き金となったやつ、でしょうかね?
 まあ、勝手に会員なんかにされたら、ふつうに鬱陶しいでしょうね…


 広い畑です。建物は納屋くらいしかありません。


 緩斜面は笹原とシラカバ林。


 ざっと500m×500mの牧草地。その向こうに芽室岳などの山塊。


 こっちは飼料用とうもろこしか。奥に見えるのが、十勝剣山山塊。


 広大な樹林帯を開拓し、農地に変えてきた先人がいる、ということなのですね‥


 だいぶ剣山は遠くなったけど、御影駅までまだ3分の2くらいは残ってますよ、車道歩き。


 おや?馬牧場?


 どうやら、ふうたろうに興味があるらしい。でも、馬に愛されてもなあ‥(笑


 はて、これはなんだろう。剣の郷、と書かれた碑がありますが、本当の名前は創造なんとか、といった気が‥


 そして、この馬牧場と剣の郷のところで、やっと突き当たりです。ここまでで半分手前くらいですかね。


 それにしても、長い車道を、ふうたろうはのんびりと歩いていますな。


 十勝平野なんてそうそう歩く機会なんてあるもんじゃないですし、歩いといて損はない。それに、ついこないだの真昼山地(2週間前)に比べたら、屁の河童でしょ。


 この辺り、柵が緩い。もっと密に杭を並べてもらえると、絵になるんだが(←こら


 真夜中に通る人はいないってか。ふうたろうなら、昨日みたいに可能性あるから怖いね(ガクブル


 雲多いけど、これはこれで、悪くない、か‥。鬱空よりずっとマシですよねー(真顔


 芽室川の橋を渡ったら左へ曲がる。釣り堀か何かの看板っぽいのがあるはず。


 ここは玉葱畑かな。


 十勝の道路は歩くものじゃない?とんでもない話ですねー(黒笑


 疲れてきてはいますが、ふうたろうは十分にこの車道歩きを楽しませてもらっております。
 あ、釣り堀の看板左折したら、次の十字路ですぐ右折です(地図をあとでIndexに載せます)。


 それにしても、車道に比して、歩道の廃れようは‥


 雲、増えましたね。日高山脈の奥の方は雪が降っているでしょう。


 芽室岳の方は霞んでいます。鬱空じゃなくて。


 街に出てきました。まあ、地図で答えが解っているので、来るべき時が来た、程度ですけどね。


 根室本線の踏切。


 このまま線路の上をあなたと一緒に歩きたい(ブラックはあと


 線路渡ったらすぐ左。今回左曲がりが多いですね。


 赤レンガ倉庫(何
 たぶん、JAの倉庫でしょう。


 ‥なんか、あの看板が余計に寂しいんです。


 おや?これはなんぞや??


 とりあえず、先に御影駅ゴールしとかないと。けじめをつけとかないと、終わった気がしません。


 さて、さっきの看板、「石倉家」と書いてありましたね。外向きというか、Facebookなんかのチェックインだと、「いしぐらやカフェ」で出てきます。
 それはともかくとして、この「オリジナルピザ」ですが、十勝小麦100%、載っているブロッコリーや人参などは「母が育てたもの」だそうです。チーズは明治乳業と言ってましたか。国産じゃないのは、ある種のスパイスくらいかな、と。
 先週、広島駅にてアンモニア臭の洗礼を食らわせてくれたブツとはまったく正反対歩むものですな。


 このかぼちゃプリンは無農薬栽培なのだそうです。


 そしたら、残り1つ、コーヒーゼリーも食べたいですな。
 忘れがちですが、ふうたろうたちは全員、食べ物を食べる時、作ったものを半分、作った人の魂を半分、頂いているのです。
 野暮な言い方をすれば、魂とは、労働力、という単語に集約されるかもしれませんが。


 ‥というわけで、ぎりぎりまで店の主と話をして、新得駅まで荷物を取りに来ました。そしたら、駅舎の中にTPP反対の論陣を張ったポスターが。
 本気ですね。この頃のふうたろうのとは、なんか違いますね。


 新得駅で荷物を取ったら、スーパーとかち(特急)で帯広まで。いや、このフリーパスは素晴らしい。


 夜のイルミネーションがきれいですね。写真が傾いていたのを補正したので画像が荒れまくってキタナくてミットモナくて申し訳ないけど(涙目


 で?まさか今夜の宿が、あの呪いの聖書伝説ってオチじゃありませんよね?
 大丈夫です。その奥のホテルです。あのホテルは、絶対使いません。これは、応援したくない、というメッセージです。


 ところでふうたろうは、1週間ほど前から「Ingress」というグーグルが出している位置ゲーを始めました。所長の紹介で(笑
 世界中に位置(チェックポイント)なる、Portalが設置されています。東京だけではなく、岩手県でも北海道でも、多かれ少なかれあります。しかもそのPortalですが、プレイヤーが設置していきます(Googleに認証してもらわなければならない)。青軍と緑軍とで陣取りゲームをするこの位置ゲー、やり始めということもあってハマります。帯広を夜な夜な歩いています。


 真宗大谷派の寺まで行って、閉店2分前の長崎屋に寄って買い忘れたマウスを買って、ホテルパコ帯広2に戻りました。なお、パコ帯広の温泉にも入っておきました。もちろん湯冷めしましたがなにか(ヴォー読み
 というわけで、gdgd北国逃避行3日目、終わり(真顔


天気:晴れ時々くもり(北海道上川郡清水町・新得町・帯広市、JR根室本線)

  1. 泉 知明
    9月 27th, 2015 at 22:52 | #1

    楽しくサイトを読ませていただいてます!!
    帯広の剣山から駅まで歩いていますが、何時間かかったのですか!?
    駅到着が夕方になってる気がするのですが・・・!

  2. ふうたろう
    9月 28th, 2015 at 13:13 | #2

    ありがとうございます。
    山(登山口)から駅までどのくらいかかったかとのご質問です。
    この山行は11月下旬で、しかも北海道ですので、日没が極端に早いです(日没が一番早いのは12月上旬)。記録によると、15時半頃御影駅到着となっています。登山口12時過ぎなので、3時間半程度かかったことになります。

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