Archive

Archive for 2006年6月28日

最後はカメムシ

2006年6月28日

 今日は午前中で終わります。午前中の部は、分科会。品目横断的経営安定対策の制度にどう対抗していくかを、組合員の人たちが交流します。…が、農業そのものの内実を知らない僕は、直径1メートルほどの島の上に立たされたように、ただただ聞いているだけでした。
 そんな中、我が職場、分析センターに関することをおっしゃった方がいました。これを聞いて、僕はピクッとしました。中身はこんな感じだったと思います。
「我が組合では、イムノアッセイ法(抗体を使った分析法)で農薬の分析をやっていて、分析センターでは対応できない農薬も分析するようにしています。値段もそれより安くできます。」
 …分析できない農薬があるのは事実です。そして、値段がイムノアッセイ法よりは高いのも事実です。しかし、なんか腑に落ちない。自分たちの組合員で作った分析センターであるなら、対応できていない農薬を分析できるよう工夫をするという考えはないのか。だから、ずっとカンパは求めているのです。機械が入れば、かなりの農薬を分析できるようになります。その見地からの発言ではありませんでした。だいたい、この分析センターと競争してどうする?
 やや頭に来た僕は、釘を2本刺しました。
「分析センターで分析できない農薬があるから使わない、というのではなくて、みんなで使える分析センターを作りましょう。そのためにカンパを集めています。(分析に必要な)ガスクロマトグラフ質量分析計は1500万円ほどかかりますが、組合員が100円でも500円でも一人ずつカンパすれば、実現できます。」
 もちろん、これはニュアンスです。オブラートに包んだり、注釈を入れたりしながら話しました。姿勢を正し、カンパを求める、二段構えで。

 実は、こんなこと書きながら、殆どはオプショナルでした。運転手Tさんの趣味で、帰りに須賀川市と石川郡玉川村の境にあるゴジラのたまごとか、道の駅土湯とか、野口英世の生家とか。朝は早起きして裏磐梯の毘沙門沼にも連れて行ってもらいました。以下、写真を一挙に紹介。毘沙門沼と赤い橋、乙字ヶ滝については、大きいサイズの写真がダウンロードファイルの6月28日付に入っています。




 上段はくもり気味の毘沙門沼ですが、下段はその毘沙門沼のほとりでオモシロい恰好をしている人々の写真です。仲間です。たそがれにう○こ座り。ビミョー…。



 野口英世生家は、なぜか上に鉄の屋根が。変じゃないか?




 上段左右の赤い橋はなんという名前でしょう。すぐ南に、「乙字大橋」というものがありますが、この橋の名前は地図にありません。この橋は、福島県須賀川市と石川郡玉川村を挟む阿武隈川に架かっています。
 下段は、乙字ヶ滝というところです。雨が多いのか、雪解けなのか、凄い濁流です。しぶきが上がっています。

 最後、旅も終わりにさしかかった頃の常磐線ひたち野うしく駅~牛久駅間。荷物を持とうと座席に手をついた瞬間、カメムシ(緑)を潰してしまい、ヒドい目に遭いました。最後はカメムシ。クサいまま終わりました。

天気:晴れのち一時雨、雷を伴って強く降る(福島県耶麻郡猪苗代町・福島市・須賀川市・石川郡玉川村・二本松市・石川郡石川町・石川郡古殿町・茨城県北茨城市・日立市・取手市(青字が雨の降った地域))

未分類