何となく半年が終わり…
2008年7月1日
今日は、…いや、今日も、と書くべきか。
ここしばらく、Sくんの顔を見ていない。GC/MSの操作に関することは、殆ど彼がやっていました。でも、彼が戦闘不能状態で、僕がやる部分もあります。今のところは、ピンチヒッターです。
ただ、抽出だけをやっていた時よりは、ずっといい。機器分析、ということではなく、上の図を見れば判るように、化学分析ができているような気がするから。
上の図は、ブロマシルという物質(除草剤)のマススペクトルの一部分をキャプチャーしたものです。初めてこのマススペクトルを見た時は、何のことかと思ったけど、今見れば、何のことはない。
大学院時代、僕が最も性格が合わず、なおかつ近くにいなければならなかった、あの教授は、このGC/MSのスペクトルを読んでいたのです。で、それで飯を食っていたとか。
今日格闘していた、このブロマシルは、左の長い線(205)が何由来か判らなくて、苦労しました。迅速性だけでいえば、それが解ることに殆ど意味はないのですが、判った時の達成感は、一入です。
人間の目で、物質を見分けるというのは、こういう地道な作業が必要なのですね。ああ、抽出と同じさ。
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