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重い荷物に旅の思い出つめて

2007年 5月 5日

※記録:5月6日朝(船内)

 旅はもうすぐ終わり。これから30時間の帰路につきます。体力の消耗からヘルペスができて、食欲も落ちています。さすがに今回は疲れましたね。
 花乃家の朝食。これに筋子が付きます。朝ご飯が昨日の夜のようなレベルだったらいいのに、と、どこの宿に行っても思います。でも、朝からカレーやウナギを平気で食べる僕の方がマイナーなのですね。きっと。


 稚内市内は、昨日の夜から雨。そういえば、雷も鳴ってなかったっけ?夢かもしれない。
 ここは、帰路の出発地点、稚内バスターミナル。
 おっとっと!!宿代払うの忘れかけたぞ。女将さんも僕も、話に夢中になりすぎ。


 稚内発札幌行きの『わっかない号』は羽幌町の『サンセットプラザはぼろ』に停まりました。今日はこどもの日。川岸にたくさんの鯉のぼり。風に泳いではいるけど、雨も降っています。


 札幌駅。ここで『とまこまい号』に乗るまで約1時間半ほどのいとまが。でも、船で食べるカップ麺や六花亭(ろっかてい)の土産物を買い、昼飯を食べるには、ぎりぎりの時間です。
 っていうか、カップ麺を売っている店が無く、ピンチ!オフィスや専門店ばかりです。東奔西走して、100円ショップを見つけて事なきを得ましたが…。


 店を探していると、こんな横断幕。北海道、闘っていますね。がんばれ。


 『とまこまい号』は苫小牧港に着きました。もう夕方。貨物港でもある苫小牧港は、クレーンとコンテナのシルエットを残して闇の中へ。


 船のデッキはカップル、家族連れ、厳つい兄ちゃん、その他大勢でいっぱい。みんなカメラ持って、樽前山(たるまえさん)の向こう(実際はもっと北寄りに)に沈む夕日を撮っていました。
 苫小牧港は貨物港ですから、クレーンがいっぱい。こういうときは、幾何学的なシルエットの方が、僕には魅力的かも。


 最後の大移動。船旅は気楽です。夜に乗り込むと、次の朝が待ち遠しくなります。船の朝は、天気に関係なくとても気持ちがいいのですから。
 ちょっと5日の夜も夜更かしで、1時くらいまでこの旅日記を書き続けていました。
 二等室のマットレスの上でノートPCを動かしていたら、熱暴走で落ちました。マットレスもPCも半端じゃなく熱くなっていました…。場所をラウンジみたいなところに移して、コンセントを失敬して、キーボードをカタカタ。ビジネスやレポートでPCを使う人も集まってきます。揺れがすごいから、隣で分厚い論文を見ていた兄ちゃんは船酔いしている感じでした。
 「家に着くまでが遠足」だと、誰かが言っていました。もうすぐ僕の長い“遠足”も終わり。船は荒波に揺られながら、茨城県大洗港に向かいます。

天気:雨のち晴れ、道南ほど雲が少ない(北海道稚内市・苫前郡羽幌町・札幌市・苫小牧市)

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