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チャンポン抽出

2007年 6月 29日

 また布団を被らず、窓全開で寝てしまいました。そして、ゲームは付けっぱなし、目覚ましもセットし忘れ。何という体たらく。朝の食欲がないのは本当に久しぶり。日暮里駅のソバです。昨日銀歯を埋め込んだ歯がしみる。


 今日はとにかく眠い。それに、たった3本のサンプルなのに、みんな抽出方法が違うというオプション。サンプルのチャンポンはミスの原因にもなるので、あまりやりたくはないのですが、人手も足りないし金もない職場なので、実質それはゴネているだけ。やらんといかんのです、結局は。しかも、食べものじゃないのが二つもあるし。曲がりなりにも食品の分析をやるところなのになぁ…。
 僕が抽出をちんたらやっている後ろで、農薬の濃度計算を主任とGC/MSオペレータの二人がごにょごにょやっていました。たった3本のサンプルに既に疲れている僕にとっては、頭と鉛筆という、別臓器を動かしているのがちょっとだけ羨ましかったりもしましたが、これも、しょうがない。終わってからの参加。
 さて、4gの野菜を抽出して、5mlのメスフラスコにその抽出液を溶かして量ります。つまり、4g/5ml。その溶液の中に、0.1ppm(0.1mg/kg)の濃度でクロルピリホスという農薬が入っています。それでは、野菜の中にはいくらの濃度でクロルピリホスが入っていることになるでしょうか。
 …こういう計算です。これを、「クロルピリホスのモル濃度を答えなさい」という問題にしたら、高校生の化学教育に貢献できるかな。食の安全問題とからめて、分析現場の実践を知る機会にも。それとも、そういう金にならない教育は財界にとっては不都合かしら?
 答えは、0.125ppm。意外と難しくない。計算式は、面倒臭いから書かないでおこっと。なお、この野菜の重さとクロルピリホスの濃度を文字で表して導くと、簡単に一般式が出来てしまいます。数学(算数?)はありがたい。

 身体休めたいこの頃。バケとヤマだけはやる気があるんだけど…。
 あと、よく考えたら、毎日この日記を書いて、いったい一日何千文字分の文を書き、新聞で何千文字を読んでいるんだろう。僕は、頭から痩せていくのかもしれない。

天気:くもり時々雨、夜は晴れ(東京都板橋区・茨城県取手市)

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