横900kmの移動(埼玉県→徳島県)
※記録:2008年1月4日
12月29日の記憶をたどるのは難しい。確かに、その日の行動を覚えてはいるのですが、その日の行動に対してどう思ったかまでは、その日でなくては思い出せません。更に、7日も経った後では、色々なバイアスがかかってしまいます。
というわけで、そういうつもりで、書いていこうと思います。
朝6時1分所沢駅発。これから、16時間12分の電車の旅が始まります。何より、いつ終わるか解らない冬の剣山山行が始まるのです。
前日は、例の「疲れた会」で、やや遅め。浜松駅(静岡県)まで3回ほどの乗り換えで、完全に眠っていました。確か、出発時の関東地方は雨の予報だったのですが、眠さと時間の経過で、記憶が定かではありません。しかし、この名古屋駅を過ぎたあたりの空模様を見ても、東日本一帯に雲が多いのが解ります。それに…。
瀬戸大橋を渡って坂出駅(香川県)。
夜御飯のまずい穴子弁当を、姫路駅(兵庫県)で不吉な西風に吹きさらされながら速攻で食べていました。相生駅に行くまでの山陽本線は何らかの理由で遅れていて、坂出駅到着に間に合うか、不安をかき立てられました。本当にブラックホールに落ちたら、始発でもあり終電でもあるこの路線では、抜け出ることが出来ません。
阿波池田駅(徳島県)に着いたのは20時45分頃でした。ここで56分の待ち時間を過ごしました。土讃線と徳島線のアクセスは必ずしも良くないようです。
ここは、徳島県三好(みよし)郡池田町。現在、三好市というものになっているようですが、小泉合併は認めないことにしているので、旧市町村名を使います。なお、三次市という字違いの都市が広島県にあります。
ここで唯一開いていた、デイリーストア。昨日の夜にすっかり賞味期限が過ぎていたおにぎりが半額で転がっていました。くすっと笑いながら、そっと置いて、パン類などを買っていきました。
徳島県は既に寒波の洗礼を受け始めていて、気温が下がっているのでしょう。暖房がガンガン効いた電車に揺られて、貞光(さだみつ)駅に到着。剣山にアクセスするにはもっとも適した場所だそうです。
真っ暗な貞光駅。今乗ってきた電車が徳島駅方面の終電だったようです。そして、僕の冬の電車の旅(往路)が終わりました。
貞光駅周辺は、普通の住宅街です。古い町並みです。吉野川が線路を挟んで反対側を流れているようですが、それを確かめるほど余力もありません。予約していた「ビジネスホテルふじ」にまっすぐ向かいました。
その道中、「貞光劇場」というものがありました。いわゆる、アレです。さぞかし、暖かい夜を迎えることでしょう。
念のため、僕は利用していません。
こうして、「ふうたろう旅日記in徳島県」のプロローグが終わります。明日から本番。今回の旅は急展開します。
天気:くもり時々晴れ(埼玉県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・岐阜県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・岡山県・香川県・徳島県三好郡池田町・美馬郡貞光町)