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ツッコミ

2008年 7月 15日

 何でトイレ?
 これは、今日僕が、日記を書く対象となる、とある集会の場所である建物の、トイレなのです。できたてホヤホヤっぽいトイレです。


 さて、今日行ってきたのは、「日本共産党第六回中央委員会総会」略して、「六中総」の、ダイジェスト版のようなやつです。
 この、「六中総」というのは、日本共産党組織が何年かに一度開く大会の間に、何度か挟まれる中間報告のようなものです。報告といっても、その中身は、国内外の政治・経済の情勢、国民の生活の実態、党がこの間取ってきた政策および活動実績、党勢(文字通り、党の大きさ)の変遷、今後の運動方針、など、殆ど大会と同列の意義を持つ、方針的なものです。読破率をいつも勘定される、報告なのです。
 僕は、いつもぶつぶつ言いつつも、あまりこういう物を読まないので、暇つぶしがてらに、行ってみました。どうせ家に帰ってもろくなことをしないし。
 さて、行ってみたら、開始は時間通りでした。ところが、予定時刻は確か20時終了。それでも時間を殆ど気にすることなく、終わりは20時半。まず一つ目の突っ込みどころ。
 その次、ちょっと、報告に当たった人が、うつむき加減でボソボソいう感じで、
 ちっとも元気にならーん!!!シャキッとせんかい!的はずれなことを言ってるわけやないんやから、自信を持て。
 …と、えらそうな言葉の一つや二つ、飛び出てしまうくらい、ダルい報告でした。
 でも、六中総の中身そのものは、さすがに30分オーバーの2時間で読んだものですから、そこそこ、考える時間もありました。
 ここは、さすが共産、というべきか、ちゃんと、「青年に向き合う」ということの重要さを確認しています。

日本共産党第六回中央委員会総会三章

 若い世代が直面している「二重の苦しみ」に心を寄せる
 (一つ目)
(前略)…若者は、職場では、派遣、請負、期間社員などの「使い捨て」労働、長期間過密労働と重いストレスのもとにおかれ、学校では、耐えがたい学費負担にあえぎ、「貧困と格差」の一つの集中点とされています。
 (二つ目)
(前略)…過程の貧困、学校での過度な競争とふるいわけの教育、職場でのモノあつかいの「使い捨て」労働などのもとで、多くの若者たちが自己肯定感情――自分を尊いと感ずる感情をもてず、豊かな人間関係を築くことを妨げられ、連帯することが困難な状態におかれ、「いきづらい」「居場所がない」と感じていることは、ほんとうに心の痛む事態であります。
 こうした苦しみの深さは、これまでになかったものです。それだけに、党が若い世代に働きかけるさい、若い世代の悩み、願いをとっくりと聞くことを、あらゆる活動の出発点とし、そして悩みと要求にこたえるために力をあわせるという姿勢が大切であります。
 いま注目すべきは、若者たちの中に、自らの生活苦は「自分の責任ではない」「政治と社会の問題ではないか」と自覚が広がり、仲間を作り…(以下略)

引用終わり

 …今さら、という感じもしなくもないのですが、この気持ちを理解してくれる人がこの国には少ないことを考えると、どれだけ救われた気持ちになるか…。というか、これだけ当たり前のことを方針にしなければならないほど、日本は腐っているのか。
 しかし、ちょっとここはいただけないと思ったところ。
 これは、バイアスを捉える必要があると思ったところ。

同上

 (前略)…得票を飛躍的に伸ばしている選挙区では、ほとんど例外なく、党員と読者を増やして選挙をたたかっているということであります。
 (中略)
 この間の定例中間地方選挙で、読者数を前回選挙時比で回復、前進させて選挙をたたかった選挙区が24選挙区ありますが、ここでは候補者は全員当選、得票も前回比で124.3%まで増やしています。

 これが両方とも実現できるというのは、それなりの下地があったのではないか、と思います。ことの顛末を知るわけではないので何とも言えないのですが、「党員・読者を増や」すというのは、票を稼ぐよりも難しそうだし、それだけまとまった力があったからこそ党員も増やせたんだろうし、それゆえに得票に繋げられるだけの自信を持った選挙ができるようになったとも思えます。
 …僕なら、この報告は、全然参考にならない。どこか遠くのことのように聞こえます。党員とか読者とかいう以前の問題ですよ。「いきづらい」「居場所がない」人間が何で党員・読者の拡大ができるんだよ。
 党員増やすのも読者増やすのも、人相手ですからね。人が近くにいてこそできるのですからね。
 Don’t get shy! と、檄を飛ばされても、突っ込めないんですよ。あるいは、突っ込む体力・気力が湧かないのですよ。速攻、下山。
 僕は、そういう活動はできる人に任せっきりですが、いずれは突っ込んでいかないといけない時も来るだろうな。
 なに、そういう意識は、党活動なんかを遙かに凌駕したところにあるのさ。

 帰ってきたら22時頃。一応、所沢駅の駅ソバ食べて。
 疲れたなり。

天気:くもり時々晴れ(東京都渋谷区・板橋区・埼玉県所沢市)

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