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直帰

2008年 7月 16日

 今日、本部でG8行動の打ち上げをやるといっていました。
 確かに、みんながんばったもんね。
 でも、僕は、昨日に続いて夜遅いのはしんどいので、直帰しました。それでなくても、食べ物がろくになくて疲れるから。


 帰りの電車、トリイ・ヘイデンの『檻の中の子』を読んでいました。憎しみにとらわれた少年とトリイ・ヘイデンたちのお話です。
 トリイ・ヘイデンの優れたところは、教育技術や知識などのもうなのですが、小難しい理論にとらわれないことなのかと思っています。そして、自分の力量を知っていて、逆説的ですが、自分が無力であることも知り尽くしていること。
 ガチンコで子どもに接して、いったいどのくらいのことが起こったのかは、想像を絶します。本に書かれていることなんか、氷山の一角でしょう。それでも、どの本読んでも、死闘です。順風満帆なんてありえない。それも、書いてある部分でさえもほんの一部です。
 なんか、完璧で、知識豊富で、理知的で、ポーカーフェース、そういうものが本当に"頭が良く"見える、というのは、嘘かも知れない。
 知識よりも、理論的なことよりも、本気で「もうダメだぁ~~~!」と叫べることの方が、ずっと、"頭が良い"ような気がします。

天気:くもり時々晴れ、雷発生(東京都板橋区・埼玉県所沢市)

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