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オイルポッターとシャドウの呪い(何)(会津帝釈山【舟岐川林道15kmコース】:福島県)

2013年 11月 23日

 先週の白砂山のばく進劇で疲れたと言ったのも束の間、再度ばく進劇が予想される南会津の帝釈山へ向かいます。
 いよいよ日本300名山も残り1ダースということで、選択肢がなくなってきました。その中でこの晴れ続きの週末はありがたい。勇んで出かけます。
 ん?(・ε・;)


 ヌオッ(゚皿゚;)
 最寄り駅の会津高原尾瀬口駅に向かう東武線(および野岩鉄道直通)の中で、山屋の二人と話をしていたら、ちょうどふうたろうの荷物の話になって…
 鍋を入れ忘れていることが発覚。そもそも、入れ忘れていることに気がつくほどはっきり入れていないことが判るという件。もはや、忘れることを忘れなかったかのように。
 というわけで、会津高原尾瀬口駅の売店で、鍋に代わる不燃性の入れ物をゲットしました。


 バスがたかつえスキー場から発車するとき、彼方に雪を冠した会津駒ヶ岳が見えました。さっきのお二人はそこに行くそうです。でも、最終バスまでに下山できるのかなあ、と少し心配。
 でもふうたろうの方がそんなことにかまっていられないほどずっと心配なので大丈夫(じと目


 檜枝岐村の中心部に着いたら農協のスーパーがあるというので立ち寄ります。ここで鍋に代わる何かをもう一つ手に入れないと安心できないし、食料も買っておきましょう。


 さて、出発です。既に11時を回っているので、状態は先週と殆ど同じ。鍋忘れ以外は。


 そして、鍋を忘れているということは、箸やスプーンなども忘れているということです。はい、さっきのスーパーで買うの忘れましたね。


 土産物屋で木製の箸とスプーン(箸は箸箱付きのしかない)を買ってから、帝釈山の登山口に向かいます。まともに歩けば15kmあります。それでも、ここにカンバンがあるだけ、VIP待遇だと思わなければ(じと目


 これから15kmの車道歩きか、と思うと、ゾッとするけど、行くしかない。車道歩きも登山のうちだからね…


 あ、水場だ…


 箸とスプーンを洗います。


 鍋の代わりのオイルポットを洗います。テフロン加工されていて、案外チャーハン作りにも一躍買ってくれるかも知れません。


 振り返れば雪を冠した会津駒ヶ岳稜線です。もう5年前に登ったっきりですね。また行って、駒の小屋にでも泊まって、マッタリしたいですな…


 昨日や一昨日は、このあたり、雨や雪だったそうです。まだ地面が濡れていますね。
 ところで、そこの標に、「帝釈山登山口←車で約35分」と書いてあります。車で35分です。


 歩き続けて1度目の橋が見えてきました。


 そう、ふうたろうは舟岐川を遡上しています。もちろん車道沿いにだけど。


 小春日和です。


 ところで、さっきバスの中で、ハッピーターンとブラックサンダー(両方ともお菓子類)をイナヅマ食いしたため、胃がムカついています。学習しないふうたろうに乾杯(滅


 こんなところにキャンプ場がありますね。もちろん冬期閉鎖されていますけど。


 雪道が出てきました。斜面北側はやはり雪が残りますか。


 風も穏やかです。水面が穏やかです。今日こそ山の上に居たいのですが、ふうたろうは谷底なう。


 砂防が所々にあります。いちおう、地図上で現在地確認の目印になります。


 しかし、地図にない橋や枝道もあって、ややこしい場合もあります。そういうところには近寄らないのが吉です。


 本来歩くべき橋です。山では絶対地図を持ちましょう。


 雲一つない天気。ああ稜線が恋しいなあ(棒読み


 でも、落葉松林の木漏れ日も悪くないか。


 3度目の橋、と思ったら、橋という感じではないな…
 ここで、ブラックサンダーの残り一つ(ふたつ買っていた)と、デニッシュ生地のパン一個半を食べます。さっきのむかつきはとっくに通り越し、ハラが減っています。そして、今度の食いではムカつき無し(胸なで下ろし


 川だけを見ると美しい。


 流れだけを見るとすだれみたいで美しい。砂防だけど。


 さて、道が上り坂になってきました。ここからは雪道が恒久化します。


 車で登山口まで20分の標。って、まだ半分来てないのか?
 …というよりは、このあとの道が若干険しいということです。


 進むにつれて、雪はどんどん厚みを増していきます。


 この轍がなければ、けっこう辛かったかも…


 南斜面になると雪が途端に消えます。


 車であと10分の標。写真の撮影時刻を見ると、20分の標からちょうど1時間歩いてきたところでした。


 すぐそこに見えているのが帝釈山。でも…?


 道は東へ西へクネクネクネと。遠く彼方に会津駒ヶ岳が。


 今度こそ峠、かな?


 …なんて思っていると、また蛇行ルートが。この道の付け方、建築工学に則っているのか、それとも、建築利権に則っているのか、どっちだろうなあ(じと目


 よく見ると、会津駒ヶ岳はずっと曇っています。あの二人、これでも景色を楽しめたのでしょうか…。


 峠が遠い。雪がもっと多く、かつしっかりしていれば、ショートカットできるところもあったのですがね…


 思えばこのシャドウもずいぶん冬景色になったものです。


 雪は一気に深くなって、あるのは車1台分の轍のみ。


 雪の表面がすっかり真冬です。このあたりでは雪が靴に張り付くということもありません。


 タイヤにチェーンを巻いた車が対向から走ってきました。まさか、ここを歩いてくるやつがいるとは相手も思っていなかったでしょうな。


 最後の直進ですか。もう、蛇行の連続にはウンザリですな。


 たぶん、あれが帝釈山だと思いますが…それとも、北西の肩ですかね。


 おや。あそこに小屋みたいなものが見えますな。


 山小屋?


 ふうたろうの地図には記載無しですが、ここから南西方面にある大倉高山にも登ることができるようです。もちろん、そこに至るには、この同じシャドウ歩きをするか、雪尾根ショートカットするかのどちらかですが。


 そして、ようやく登山口に登頂しました。


 で、あの小屋はどうもトイレのようで、冬期封鎖されています。


 この辺にテント、張りましょうか。また便所の横だけど。


 今日中に帝釈山の山頂くらい行ければ良かったけど、実質オイルポットの禍で出発は12時前でしたからね…どうにもなりません。
 普通、マイカーで来る人ならば、ここは朝8時とかに登り始めて、山頂だけなら10時には下山できるくらいの場所のはずです。あとで解ることですが、ふうたろうはその10倍程度の時間をかけていることになるのですが、それは後ほどのお楽しみ(黒ハート


 さ、鍋の代わりのオイルポットの出番です。


 おや?意外とチャーハンが作りやすい…。テフロン加工されているので焦げ付かないわ、鍋の厚みが薄い割に。


 しかし、たかがココアを飲むためにビスコ缶を開けるのはもったいないので、カレーオイルが残ったオイルポットでココアを飲みます。


 こうして、何とか登山口に立ちました。帝釈山の山頂を取るだけならあとは造作もないことでしょう。ここはとにかくシャドウ歩きだけが強烈な山。夕張岳(北海道空知支庁)よりはタチが悪いのは間違いない。とにかく、疲れました。明日は早出して、先を急ぎましょう。道の有無さえ確たるものはない湯西川温泉方面に下りたいので。


天気:快晴(福島県南会津郡檜枝岐村・舘岩村・栃木県塩谷郡栗山村、東武伊勢崎線・野岩鉄道など)

  1. chiaki
    11月 26th, 2013 at 20:38 | #1

    ビスコの缶は鍋の変わり?と思いきやオイルポットをゲットだったのですね。
    しかし15キロの車道歩きを一人は…大変…しかしいつも良く歩いていますね。
    あと300名山が12…本当に凄いです。
    がんばれ!ふうたろう。
    私は12/14、15は大和葛城山、金剛山に3人で遠征です。

  2. ふうたろう
    11月 27th, 2013 at 07:26 | #2

     たまになぜ歩いているのか解らなくなるときもあります。車があれば、本当に楽な登山ができるんですがね…300自体が(汗
     まあ、それがふうたろうにとって、本当に”楽”なのかどうかは別ですけどね…

     葛城山・金剛山、ふうたろうの地元に近い山です。雪の見頃まではまだ時間があると思いますが、楽しんできてくださいね。

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