何のために、誰のために
2011年4月21日
今日は選挙の宣伝に夜、出かけました。何もしないで、さすがにあーだこーだ言うのもなんですから…。でも、ビラ配ってると、人の顔をいつもよりよく見るのですよ。
…みんなシケた面してんなあ、と思いました、正直。眉をひそめたり、目が泳いでいたり、歩きながら携帯やゲーム機を触っていたり、健康そうな目をした人なんて何割いただろうかと。
でも、ふうたろう、満員電車に乗ってたので判るけど、あれは辛いですよ。不健康度を増幅する箱です。あんなものに依存して、首都圏は過密になり、震災ではものの見事に大混乱してんです。(猛烈にはしょってますすみません)
産業を都心に集め、住宅を周辺県に集め、そこを私鉄各社が繋ぐ。そうしたシステムに依存した社会が加速する。そりゃ、11時間かけて歩いて帰るとか、あるでしょうな。これが、「経済が回っている」ことの実態なんですよね。
それと、宣伝していても、こうして駅からぞろぞろ出てくる人のこと、全然信用してないなあと自分でよく判ります。この人たちのために、いや、この人たちと一緒にできることなんてあるのかと。ビラの受け取りは1%もない。目を合わす人がそもそもそれ以下。何というか、やっていて情けなくなります。こういう国民集団に、何を訴えるんだと。
こういうところにいると、本当にみんな「他人」なんだなと思う。カネとモノだけで、遠くで繋がっている「他人」。悲しいことだけど紛れもない事実。
天気:くもり一時雨(東京都板橋区)
覚え書き:歯ブラシ4本