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GYOZA again!!

2006年1月31日

 今朝、やっぱり少し、イライラしながら出勤。日暮里のソバも喉を通らず。そば屋のおばちゃんにはもう顔を覚えられているのでしょうか、「すみません、食べ切れませんでした…」と、弱気の僕に、「調子悪いの…?」と。寝不足ということにしておきました。事実寝不足でしたが。
 職場でも不吉なことがありました。今日はご来客があるのに、よりによって仕事が山のよう。それまでに終わるかな…(終わりませんでした)。

 グシャッ!!
 手に持っていた共栓フラスコが、音をたてて割れました。突き刺したら大惨事。あぶねぇ…!

 見学者はゼミの若い学生さんと、先生方。この方々と一緒に、今夜は餃子パーティーが始まります。

 先生のお宅で餃子大会。先生は以前、環境・廃棄物処理問題研究会のときから僕のことを覚えていて、主任と一緒に招待してくださいました。
 しかし、それにしても、餃子パーティーとは、凄い巡り合わせです。これで連続3日餃子づくし。餃子は大好物ですし、何より交流会と名の付くものは大好きなので、むしろ喜ばしい…。昨日までの手つきで、一緒に餃子を包んでいました。おかげで、学生さんと話ができました。みんなで包んだ餃子はまるで紙粘土細工のようになってしまいました…。

 会食には、職場にきた現役ゼミ生の他に、OBの方やご家族(?)もいらっしゃいました。とてもゼミの学生と先生という関係の中で行われているパーティーとは思えません。
 先生が餃子の具に、おもむろに干しエビを入れ始めると周りからブーイング。中国の黒酢をかけた餃子を持ち歩いていると、「せんせー!そのお酢やめて!」わさびの入った爆弾(地雷)餃子を食べた留学生の方が悶絶。ついでにチョコレートでも入れようかなんて。「○っ○り!(あだ名)皮小さいって言ってるじゃん!!」 最後まで、皮のデンプンが老化するまで残っていた肉まんのような(ウミウシのような)餃子、「先生に愛情を込めて作ったのにー。」と作者なる女学生。僕の作った名刺のたった一文字の修正、口々に「ここ間違えて書き直しましたね。」…ちっ!バレたか…。

 この雰囲気は、僕はかつて味わったことのないものでした。上意下達(じょういかたつ)の研究室というのが、当たり前でしょう。少なくとも、僕の通過してきたところはその域を出ませんでした。僕は本来人間関係はこういう雰囲気でよいと思います。ひとたび教授し、される関係を抜け出せば、そこには対等な人間関係がある、それが理想だと。みんなを見て、日頃のゼミの様子はわかりません。しかし、卒業されたOBの方でも、あるいは一部の現役ゼミ生ですら、問題意識を持って活動している様子が、何となくですがわかります。上意下達の世界が人間の成長にとって必ずしも要るものではないと思える好例かもしれません。
 話をした人の中には、苦労して、悩んでいるのかなと思う人もいました。どうかこれから、ゼミ内外のみんなで力を合わせて乗り切ってほしいと思いました。あのすてきな、―少なくとも僕にとっては― 雰囲気を作れるみんなの力で。おこがましいかな…。

 帰ってきたら23時56分でした。帰りが遅くなってしんどいはずなのに、なぜか気持ちは高揚していました。昼間までイライラしていた原因がとてもちっぽけでばかばかしくなりました。これが人とつながっていることの力なのかな…。

天気:曇りのち雨(東京23区西部・茨城県取手市)

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