今日は体調が殆ど悪くなりませんでした。…と言わなければならないほどいつも悪いというのが悲しいのですが、今日は、今のところ、大丈夫です。
去年の今日、胃カメラを呑みました。北海道の礼文・利尻に行った直後で、去年の北海道でも具合を悪くしていたから、たまりかねて呑みました。…が、結果は何もなし。2003年10月20日に呑んだときは明らかに十二指腸にびらんがありました。もっとも、それが気分の悪さ(吐き気)の原因だとは、今となっては思えませんが。
小さい頃から原因不明の胃部不快感はずっとありました。吐き気に対するトラウマもあり、正のフィードバックです。つまり、悪循環。誰かが吐き気を催しているところを見るだけでも気分が悪くなり、夢でもダメです。そして、今でもそうですが、夜中に目が覚めると必ずと言ってよいほど気分が悪い。嘔吐中枢の異常だろうか。毒を飲み込むことはあり得ないので、いっそのこと、この中枢を破壊したいくらいです…。それでこの後楽に生きられるなら。ウマは嘔吐することができないと聞いたことがありますが、本当でしょうか。ホントだとしたら、ウマが羨ましい。
十中八九、僕の不調は神経(精神)性です。でも、神経や精神活動の何が不調にさせているのかはまったく不明。胃カメラくらいではそりゃ解りません。大体、胃カメラ自体吐き気を催して大変なのに…。
原因で後考えられるのは、歯並びかな。咀嚼能力の低下と歯垢の付きやすさ、食べかすの挟まりやすさと取れにくさ、そのため、胃に負担をかけたり、雑菌が繁殖したり、舌で食べかすを気にするあまり空気を飲み込んだり。歯並びの悪さは、DNAのいたずらかと思うくらい最悪です。
そのほかと言えば、椎間板ヘルニアかなぁ。でも、なる前から気分の悪い症状はあったから、この線はなさそう。むしろ、潰瘍性大腸炎と関係あるかも。…脊椎に自律神経系が通っているという理由だけですが。
このところ、シャッターを押す気力があまりありません。とりあえず、休息が欲しい。
天気:曇り時々雨(茨城県取手市・東京都板橋区)
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今日も具合を悪くしました。常磐線三河島駅付近から悪くなってきて、山手線田端駅を過ぎた辺りでピーク。駒込駅のトイレでちょうど便意を催したのでそこで落ち着くまで休もうと思いました。…が、あまりよくなりません。職場で具合が悪くなったらどうしようという不安の方が先に立ち、ダメだったのかも知れません。9時45分頃だったので、職場に電話をかけて、休ませてもらいました。駒込まで来たのに…!
家で休んでいると落ち着きました。常総生協のスティックセニョールとオカヒジキ(アカザ科)、スナップエンドウをおひたしにして、一昨日辺りから食べ続けている、コゴミと菜の花、アスパラガス併せて6種類を御飯と食べ、過ごしました。不思議と気分が悪くなりません。野菜の効果なのか、それともたまたま偶然なのか…?
今日は朝から霧雨。コバンソウ(イネ科)(左)やハハコグサ(キク科)(右)もビチャビチャでした。今日の新聞によると、この時期に降る長雨を、梅雨ではなく「卯の花くたし」というそうですが、他の花も、ついでに僕も、くたれ(腐れ)そうです。
天気:曇り時々雨(茨城県取手市・東京都豊島区)
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今日、職場(本部)で新入生の歓迎会がありました。そこには日頃あまりお会いすることのない本部の人たちがたくさんいます。変なダジャレを飛ばす人が多く、何か変なウイルスでもいるのでしょうか。
とりあえず中締めの後、東南アジアの農業問題を研究されている本部の職員(教授です)とお話しました。東南アジアを取り巻く農業の情勢は、10年前と比べても深刻になっているそうです。フィリピンやインドネシアなどの米の輸入が多くなり、世界でも米の在庫量が減っているとか。あとは、遺伝子組み換え作物の話で、Btタンパク(食べると昆虫が消化不良を起こして死んでしまうタンパク質らしい)に耐性を持つ昆虫の発生とか、グリホサート(モンサント社開発の除草剤で、グリシン誘導体:C3H8NO5P)の使用量の増加と耐性雑草の発生、そしてそれを見込んだ新型除草剤の開発など。
前者の話は明らかに世界中で起こる飢餓を予告している大問題です。後者の遺伝子組換えは問題を予測することができません。「害がないから大丈夫だ」なんていう人もいるそうですが、後々苦しみたくなければ、不安の種はなくす努力をするべきです。もっとも、その努力をしたくないか、遺伝子組換え作物で甘い汁を吸っているかしている人には期待しませんが。
その職員の先生によると、社会科学でも自然科学でも、専門分野を抱え込んで他を見ようとしない「専門バカ」はたくさんいるそうです。続けて言います。現場で、失敗を繰り返してでもみんなで問題に取り組んで解決していこうと思うと、「専門バカ」になってなんかいられない。「専門外だから知りません」じゃすまない。
僕が院生の時の別の研究室の助手の方は誰の発表(修論卒論など)でもよく聞いていて、いろんな質問していました。僕を助けてくれた所属研究室の助教授の先生、よくよく話してみれば、社会的な目的を持ち、枠に囚われない考え方をする人でした。
固執、嗜癖…、「専門バカ」ってこれと紙一重か、あるいは同じか。僕と折りが合わなかったある教授はどちらかというと、「専門バカ」だったと思います。
ひどい目に遭いました…(涙)
その教授は抗ガン剤ドキソルビシン(アドリアマイシン+アミノ糖)とテトラサイクリン系抗生物質のドキシサイクリンを間違えて注文し、僕が修論を書いていても気が付かなかった人でした。そして、僕がデータの異変に気が付いた頃には、既に遅し。代わりに側にあったパラコート(メチルビオロゲン)を使って実験というハメに。
なんでそうなるのかは解りません。その人それぞれで理由があるのでしょう。しかし、「専門バカ」でない人は、程度や範囲の差はあれ、感性が豊かであると思います。また、責任感もあるのかな。学問のための学問をしているだけじゃ、本人にとってはいいかもしれないけど、周りを必ずしも幸せにするとは限りません。遺伝子組換え技術も核融合技術もロボット技術も、医薬品の開発やエネルギー生産や特定疾患患者のQOL(生活の質:Quality Of Life)向上などに使える一方、兵器にも使えます。もちろん、これは極端な例です。しかし、化学物質の有用性と汚染(毒性)のような光と影を見る努力をすることが大事なのかなと。そして、そういう努力ができるのは、人の幸せや苦悩を知っているからなのかなとも思います。
なお、その先生、憲法9条を守る運動などにも参加されています。果たして、偶然なのかな?
天気:曇り、夜は霧雨(茨城県取手市・東京都豊島区・板橋区)
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今日は10日ぶりの出勤。常磐線快速も10日ぶり。っていうか、凄く寒い。昨日まで温かで、北海道から帰ってきたら季節が進んでいることにびっくりしていたのに。僕が北海道に行っている間に、タビラコ(キク科)やハハコグサ(キク科)などが花を咲かせていました。イモカタバミ(カタバミ科)も咲き誇っています。
さて、北海道では魚はたくさん食べられたものの、野菜はとても不足していました。昨日から今朝にかけてもラーメンやそばなどの麺類ばかりで野菜は極端に欠乏。飢えていました。そこで、職場の裏の畑。連休中放ったらかしになって、ヤエムグラ(アカネ科)ととう立ちしたほうれん草や大根に占拠されていました。その奥で風で折れたスナップエンドウや絹さやの茎。とりあえず立派な実をならしているので、それを採りました。…が、まだひもじいので、占拠していた二十日大根の花の先もちょん切って収穫。おひたしにしてしまおう。
…大根の花はちょっと固いとブーイングがでましたが、僕はゆずぽんをかけて一口で食べてしまいました。僕には十分うまい。なんだか、本当に雑草を食っているみたいで、貧しいね。新鮮なのは贅沢だけど。
天気:曇り時々雨(茨城県取手市・東京都板橋区)
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6日の夜から7日の未明にかけては5月2日分までの日記の更新でした。文章は打っていたものの、貼り付ける写真との整合性が取れず、ずいぶん手こずりました。7日は残りをやろうと思っていたのに、こういう日に限ってやたらと仕事が多いのです。突然、「名刺を作ってほしい」と仲間からの連絡には流石に仰天。結局作りましたが。他に、会議二つ、洗濯大量、大量の洗濯に伴う買い物、夜御飯の買い出し、会議のために部屋の片付け、メールの返事など。今日は日記をつけたら思いっきりだらけたいくらいなのにな。
ま、そんな怠惰な話はそのくらいにしておき、北海道からの帰りに読んでいた『「慰安婦」と出会った女子大生たち』(新日本出版社)の本、会議に来ていた人が「これ貸してもらえますか」と。嬉しかったね。なんか。でも、きっとためになります。
夜は再び日記の更新作業。結局何時までかかったっけ。胃もたれ(そばの食べ過ぎ)で夜中3時まで眠れずにいたけど、その時間近くまでかかっていたように思います。なんとかここで5月6日分までは。というわけで、7日分は8日に書いています。追いつくの大変。
ところで、具合良くないけど、8日の出勤大丈夫かなぁと心配。そして、4時前に寝ました。
天気:雨時々曇り、強風を伴う(茨城県取手市)
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旅も最終日です。今日は一日電車に乗る日です。帰りの船が取れず、電車を選びました。いえ、正確には帰りの船を、週間天気予報の荒れ具合から察してキャンセルし、一日滞在を延ばしたためです。結局、帰りの交通費は倍かかり、宿泊費も4500円余計にかかりましたが、炭坑跡のオプショナルツアーが付いたのならば、また、治山のSさんとの交流までできたのならば、その対価としては無限とも言えるほど安価なものです。
目が覚めたのは『急行はまなす』が蟹田駅(青森県)を出発した頃でしょうか。気が付いたらもう北海道は出ていました。ほどなく、『急行はまなす』は青森駅に。薄曇りの青森市。駅の外に出ることもなく、歯磨きをして、奥羽本線鷹ノ巣行きに乗りました。
弘前駅辺りまで来ると、青森市上空では絹層雲(薄雲、薄曇りの状態です)だったのが高層雲(おぼろ雲、太陽が障子紙を通した電球のような感じです)に変わっていました。こりゃ、大館市(秋田県)の方は雨かな。碇ヶ関辺りから、乱層雲(雨雲)あるいは層積雲(曇り雲)に変わりました。さらに、霧が。
7時45分、大館駅。ここから花輪線に乗り換えるのですが、57分の待ち時間。実は、何気にこの待ち時間が嬉しい。朝飯が食える!…が、待望のそば屋さんは、無し。がーん!!駅併設のコンビニ「Newdays」で、超まずい鮪たたきおにぎり。わさびの茎が入っているらしい。レジのお姉さん、「温めますか?」マジっすか!?
…大館駅前は特に大きなビルもありません。食堂や小商店が並んでいて、田舎駅の感じが。そして、渋谷のとはまた少し違ったハチ公の像が。渋谷のハチ公前は辛くても、ここのハチ公前なら、そんなに辛くないな。
そして、駅前から左の方に行くと、朝市があります。強烈な秋田弁のおばちゃんが僕の大きな荷物を見て声をかけてくれます。また僕も、朝市で売っているコゴミなどを興味深く見ていたこともあるのかも知れません。コゴミの他に、わさびの葉(茎)が、そして、見たこともない植物が二つ。名前を教えてもらいました。しどけ(写真の上の少ない方)とぼんな(写真の下)というそうです。しどけの方はあまり強いにおいはありません。しかし、ぼんなは強いにおいがあります。僕はこのにおいが結構気に入りましたが、そのおばちゃん、「これ食えるかな~?」と秋田弁で。なお、このぼんな、一束400円の高級野菜です。凄いね。無難にコゴミだけ買っていきました。あと、とんぶり(ほうき(アカザ科))も。
大館市で朝市と方言をしっかり楽しんだあと、花輪線。いつの間にか眠っていました。何せ、2004年の夏に行ったときと違って、緑が少ないんですもの。つまんない。時々、キケマン(ケシ科)が咲いているのを見ましたが、停車時間短いから撮りに行っている暇もないし。盛岡駅に着いたのが11時29分。駅そばを食べました。エビ天そば。そして、具合が悪くなりました。今日は盛岡市で倒れました。
次の乗り換えは一ノ関駅。知らぬ間に寝ていました。一ノ関駅から次は仙台駅。途中から電車に飽きて、『「慰安婦」と出会った女子大生たち』(新日本出版社)を読みました。結局それは常磐線水戸駅辺りで読み終わりました。この神戸女学院の女子大生たち、よく頑張ったなぁと思います。そして、彼女らもおっしゃっているように、仲間との出会いがよかったというのが強く印象に残っています。感心の強弱があっても、仲間の力と実感を伴う学習と自主的な調査研究によって高まってゆく「慰安婦」問題へに対する思いはみんなに共通しており、とてもすてきでした。この本を編集してくださった石川ゼミの方々の顔写真がありますが、みんな、本当の意味でとてもいい顔をしています。なんという感性!そして、誰しも、機会さえ与えられればその感性を持つことができると感じさせられました。理系バカの僕でも、「慰安婦」問題を学習したくなったではありませんか。
…次なる仙台駅。お団子を食べました。駅構内に臨時で設営されたお団子屋さん。売り子さんのおっちゃんと少しだけ話しました。僕が北海道旅行したというと、羨ましそうでした。「みんなが休んでいるときに働かないといけないからね」というそのおっちゃんの言葉。こういう労働をする人でも、旅行ができるような社会にしたいものです。
次はいわき駅を目指しました。これがまた遠い。ずっと田園風景です。明るかったので、ずっと外を見ていました。タンポポがいっぱい。田植えも始まっています。耕作放棄地もあります。こんなところをいきなりトラクター走らせたらどうなるんやろ。
いわき駅で乗り換えは最後。大津港・磯原駅辺りは何となく見過ごせない駅。それを過ぎると、あとは本を読んで過ごしました。神立駅で本を閉じ、旅行終了のカウントダウン。
取手駅到着22時9分。札幌駅から24時間9分の列車移動は終わりました。
8日間の長旅。よく考えたら、純粋な旅というより、活動の研修みたいです。ま、それでもいいのですが、もう少し、余裕を持って行けたら、健康度も上がったのかも知れません。次なる課題ですか。何はともあれ、良い旅でした。
天気:曇り(青森県青森市・秋田県大館市・岩手県盛岡市・宮城県仙台市・茨城県北茨城市・東茨城郡内原町・土浦市・取手市 他)
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北の大都会
羽幌町を出る日が来ました。朝ごはんを「旅館丸美」で食べてから、9時50分の羽幌町発札幌市行きのバスに乗りました。
食事はこれにホタテ貝のみそ汁が付きました。やっぱり海。
札幌までのバスは3時間15分。長旅です。途中で乗った北海道の高速道路は、このゴールデンウィーク中でも、まったく人がいません。これはどこだろう。留萌の方から深川の方に行く高速だったと…。
札幌市に到着。凄い大都会。空気も至極悪い。ここで22時まで過ごすのです。僕にとっては暫し辛い時間。とりあえず初の札幌市なので、駅の写真でも撮っておきました。
札幌市にせっかく来たので、とりあえず、有名どころを回ることにしました。…が、何が有名なのか、解りません。駅前にはビックカメラが。まさかこれが有名ということにするわけにはいきませんので、24kgもある巨大な荷物をコインロッカーに詰め込み、分厚くてくそ暑いヤッケもロッカーが悲鳴をあげるくらい詰め込んでおきました。400円分、とてつもなく荒い使い方をしました。ごめんなさい。
駅の地図。とりあえず、公園っぽいところを目指してみました。赤煉瓦なんとかというのがあって、ついでに、時計台とかテレビ塔とか何とかいうのもあって、そこを目指すことに。
赤煉瓦の建物は、旧北海道庁舎でした。なんだか、カップルがぎょうさんおって、独り者には応えます。人が写真撮ろうとしているのに、目の前を妨害します。もちろん、当人たちにはまったく悪気はありません。くぅ…!それでも負けません。シャッターを押します。…が、何気に、人気のない側面からの方がきれいだったりして。
次に目指したのは大通り。通りの真ん中が公園になっています。よく、NHKの「現場からの中継」とかでニュースの合間とかに出てくるところです。見た感じ、花壇や噴水などがあり、通りの東にはテレビ塔があります。そして、一番気になったのは、やたらと焼きトウキビ(トウモロコシ)屋さんの多いこと。何考えてんだか。
さて、その中を散歩してたら、なんだか車の上に乗って、「武部(自民党)がなんとか違反なので辞職すべきだ~」と叫ぶ人あり。いったい何を訴えているんだろう。通りすがりながら3分ほど聞いていたが、中身が解りません。遊んでんのかな。長生きするわ。そして、その前で、キリスト教の人がせっせとゴミ拾い。なに、この落差は。意味わからんこと喧伝してないでゴミでも拾えば?なお、僕はこの旅(羽幌)で出たゴミのほとんどは家まで持ち帰ります。写真では解りにくいですが、ゴミを拾っている人の遥か向こうで小さく写っているのが、その喧伝する人です。右クリックで画像表示して写真を見ると解るかも知れません。もちろん、解る必要もありません。
時計台はとてもわかりにくいところにありました。しかし、駅の南口からまっすぐ歩けばすぐに見つかるところです。で、探した甲斐はあったかというと、そうでもないのがまた悲しい。カッポレ(カップル)がやたらと写真を撮っています。ふぅ。とりあえず、撮ってみましたが、感情のこもらない一枚。
一旦駅前のエスタビルの地下に戻りました。ここで昼ご飯(15時)をとりましたが、具合が悪くなりました。…場所を問わず襲うこの辛さ、たまりません。落ち着いたら再び街に出ました。
今度は街からはずれました。大通りや赤煉瓦庁舎は本当に人が多く、それだけで体力を消耗します。テレビ塔より東に行くと、人も車もぐっと減ります。特に何か名物があるというわけではありませんが、落ち着いて町並みを見物できます。やっと僕らしい旅ができるのです。ほっ!
たぬきなんとかという商店街を抜けて、しばらくすると、鮮魚の市場。カニをやたらと売っていて、通るだけで、「安くするから買っていってよ」と声をかけられます。いやいや、持って帰れんし、俺、カニそんなに執着ないから。スマイルで丁重に断り、写真だけ撮ってトンズラ。
もっと東に行くと、豊平川。水のあるところって落ち着くぅ!(ちょっと濁流だけど)。一条大橋から北を向いて撮った写真。夕日で同じ方向が照らされている住宅。昨日の廃墟とは違う趣が。
うろうろしていると、日が暮れます。でも、夕日の出ている時間がやたらと長いような気がします。これも、緯度が高いせいかな。北に行くほど、夏は日が長く、冬は日が短いのです。そして、さっき西から見ていたテレビ塔が、今度ははるか西に見えます。北海道最後の日も、もう終わりか。
(拡大写真あります)
22時発の『急行はまなす』。JR札幌駅から青森駅までの夜行列車です。この列車についてはいろんなホームページで紹介があります。僕はこの列車のカーペット車両を取ることができました。しかも、2階の半個室状態の席。寝心地最高。ただ、水道が近くにないので、辛い。夜行列車の限界ですね。
左の写真は牽引するディーゼル車。右はカーペット車両の2階部分。床は固いけども、毛布と枕も付いています(1階でも毛布と枕とハンガーはあります)。隣に人がいないので、寝相が悪くて人を蹴飛ばす心配もありません。ただし、高い柵を乗り越えて落ちればその限りではありません。
こうして、札幌の長旅は終わりました。また、これで北海道内での旅は終わりです。あとは鈍行列車での帰路が待っています。
天気:曇りのち晴れ、朝のうち雨(北海道苫前郡羽幌町・札幌市)
ふうたろう旅日記