Archive

Archive for 2006年10月5日

今日も耐えた…

2006年10月5日

 情景一致の毎日です。まあ、いいか。
 今日も一名少ない人員です。僕が休んだ時、きっと今日みたいに忙しくなるんだろうなぁ。でも、体調さえ悪くなければ、今日くらいの忙しさならへっちゃらです。(体調は昼の味噌汁が多くて、少し悪くなった)
 米の収穫が始まっていて、米の依頼が多いです。水と油に悩まされます。

 これは中に珪藻土(けいそうど)というものが入っていて、殆どのサンプルは、この筒に通すと、水分やそれに溶けやすい物質が吸着されます。「殆どは」と書いた理由が、今日「水と油に悩まされた」、水の方にあります。米はこの筒を通しても、一部の水が吸着されずに落ちてきます。こうなると、無水硫酸ナトリウムという物質を使わなくてはならず、二度手間。洗い物(フラスコ)も増えて、二重苦ですか…。よりによって、日本農業の命である米がこうなるなんて…。
 と、まあ、字面ほど苦労もしていないのですが。
 あと、FTD(アルカリ熱イオン検出器)が「暴れて」います(サンプルも何も入れていないのに、やたらと信号を拾っている)。

天気:くもりのち雨(茨城県取手市・東京都板橋区)


 今日も昨日の本の続きを読みました。今日は章が変わりました。…突然意味が解りにくくなりましたが、この著では、三島由紀夫氏(市ヶ谷で自殺した人?としか覚えていない)などは、「愛国」ではなく「憂国(ゆうこく)」なんだと書いています。言葉遣いの話になると意味不明になるのですが、僕が馴染みのある言葉で説明されているとすれば、「愛国」は保守的、「憂国」は革新的ということでした。「愛国」は政府などのいいところを見つけ、それを賞賛し続けること、「憂国」は駄目なところを駄目だ、駄目だということ、というニュアンスでした。何で、「どちらか」という選択になるのか、これは僕にはちょっと理解できませんでした。
 僕は、いいところはいいと言いたいし、駄目なところは駄目だと言いたい。その点、愛国的であり、憂国的であるのかな?
 もう一つ思ったこと。この著の中に、「経団連事件」というものを紹介している一文があります。これは「財界の営利至上主義を許すな!」と言って右翼の人たちが経団連に立てこもった事件らしいです。三島由紀夫氏の思想にも深く関わる事件だと著からは読み取れます(これは「憂国」の例だと思われます)。
 …なんか、本当に、あの革マルとかの「やり方」を彷彿とさせてしまいます。ここも、僕の考え方とは違うところです。
 プラス、奇妙な一文。これが最も印象的。「尊重の義務を法制化すればいい」という文言。これはこの段階まで読んできたことと矛盾するのかなと思います。心の動きに「義務」を課すことは、新右翼じゃなくてもやろうとしている。国を愛することを強制するのと、僕からするとあまり大差ない。
 新右翼といっても、やっぱり核は右翼。よう考えたら、全面賛成なんて出来るはずもない。よく言えば、押しつけがましくないところが良い。反共にこだわらない(形にこだわらない)ところも、理解できる部分です。でも、具体的な問題(領土問題や太平洋戦争の歴史、福祉、教育など)についてはどう考えているのか、わからない。是々非々かな。そして、やっぱり他の国民にも日の丸・君が代などを大事にしてほしいという願望はあるのだろう。僕にはその願望を聞き入れることは出来ない。でも、その辺の違いは、やむをえないですね。お互い、強制はしたくない。
 何はともあれ、唯我独尊的な左翼・右翼と比べれば雲泥の差です。こういう右翼もあるんだな、と思っておこう。
 今日でこの本のことを書くのは終わりにします。でも、最後まで読もうとは思います。

天気:くもりのち雨(茨城県取手市・東京都板橋区)

未分類