ちょっとの差は大きな差
2007年12月25日
GC/MSの、空気漏れが止まらないようです。質量分析計という検出器が入っている箱の中は真空です。真空なので、ほんのちょびっと隙間があったら、簡単に空気が入ってきます。そして、検出器はそのちょびっとの空気を針小棒大に検出します。
斜めで見にくいけど、左が水の混入を示す山、真ん中が窒素(大気中の8割)、右が石油エーテルという有機溶媒みたいなものの山です。
石油エーテルを、空気漏れしていると思うところにかけると、そこから揮発した石油エーテルが真空の中に入り込んで、見えているような山が出来ます。1kgの野菜の中に1μgの農薬が入っていても検出できる機械だから、このちょっとの差が大きな差になって現れるのですね。
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