ただのバケキチに何が出来るか
2007年7月4日
今日も、凄まじく眠かった。少なくとも、午前中は、グロッキーでした。
ま、とにかく、今日はサンプルの数も少なかったので、グロッキーながらも早めに終わらせて、GC/MSで試してみたかった物質の分析の準備をしました。それが、まず写真の、ビフェニル(C12H10、略号「DP」)と、同じ系統のオルトフェニルフェノール(C12H10O、略号「OPP」)。おそらく実際の物質の形や性質は、似て非なるものだと思うけど、ビフェニルに、酸素が一つ付いただけの弟分。輸入の柑橘類には、ほぼ漏れなく使われている、防かび剤、つまり農薬です。
リンや窒素などの化合物を検出するFTD、塩素や臭素などのハロゲン化合物を検出するECD、それらでは、この二つは測れません。FIDという別の装置を使えば測れますが、検出器を三つも使うのは大変なのです。しかし、GC/MSというのは、気体になるある程度の大きさの分子なら、測れてしまいます。DPもOPPも、これで測れるようになれば、よりパワーアップ。バケキチも満足できるというものです。
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