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Archive for 2007年7月27日

化学は我を拒むのか?

2007年7月27日

 今日はちょっと眠りが浅かった。扇風機が寒かったのか、よく判らないのですが、途中覚醒あり。でも、夢は見ませんでした。
 今日の仕事は農薬の抽出ではなく、新たに分析できる農薬の種類を増やそうという作業です。ここに並べられているのは、その農薬が100mgとか入っている小瓶類です。100mgとか200mgとかで、数万円するものです。純度が高い農薬そのものの物質ですから、高いのです。


 農薬の標準液(精確な濃度の溶液)には精確な秤が必要です。これは、50gきっかりの分銅で電子天秤を補正しているところです。


 このビーカーの底にツブツブしているのが何であるか見ただけで見分けられれば、即採用ものです。確か、これはエチオフェンカルブという農薬だったと思います。ほとんどの農薬は、透明(粉なので乱反射して白く見えるだけ)です。キナルホス、クロフェンテジン、ジチアノン、キノクラミンなどの農薬や除草剤は、色がありますが、とても珍しい。そして、色が付くのも理由があります。おそらく、共鳴構造を持った物質であるためだと思います。
 …ま、一般人にはどうでもいいことかもしれませんけど、バケキチは気になるのです。


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