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独占

2006年9月21日

 題名を見ると、おどろおどろしいけども、僕が独占していたのは今日職場に来たガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS:Gas Chromatograph Mass Spectrum)のセッティングに来たサービスマンです。ホントはみんなで聞いていたんですが、そんな気分がするだけ。
 出勤してすぐ、サービスマンからGC/MSの説明が始まりました。GC/MSによる農薬の定性分析。まずは機械の説明からです。ガスクロマトグラフと質量分析計は、別の機械で、質量分析計の方を見ました。中はカラフルな配線がたくさんあります。もちろん、電子工学の知識がない僕に、その仕組みを理解することは出来ません。

 質量分析計(MS)は、装置の中を真空にします。その真空になる部分を見せてもらいました。

 レンズ1・2・3・4…、フィラメント(上の右の写真のクルクルしたところ)…、えーっと、あとなんだっけ。
 ガスクロマトグラフの装置にはキャピラリーカラムという細い管があります。それに流すヘリウムガスを装置まで運ぶための配管を工事するサービスマン。このサービスマンの方、機械を触るのが相当好きだそうです。メシを食べることも忘れて、17時までずっとやりっぱなし。僕らもずっとそれに付き合って(?)いました。ガスクロ首ったけの労働者。家では家族思いの父親だろうか。

 昼飯を食いっぱぐれたけど、話はおもしろい。他の職場のメンバーはどう思ってたかはわからないけど…。でも、なんだかんだいって、下の写真のように、GC/MSは動いています。感謝、感謝。

 8月31日の分析展の時と同じだけど、楽しそうに働いている人はかっこいい。職業は関係ありません(戦争のための武器作るとかは別)。昨日の夜も、目の前のスーパーで、新米のアルバイトの子に丁寧に教育していた女性がいました。微笑ましい。どこの労働現場でもそうあってほしいと願います。

天気:くもり時々晴れ(茨城県取手市・東京都板橋区)

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