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Present For Me??

2006年12月12日

 今朝、新聞のトップ記事。僕にも関わる医療の話です。2006年2月4日にも、こんなことを書いていたのを思い出しますが、それから10ヶ月で、今度は、潰瘍性大腸炎とパーキンソン病を来年10月より「特定疾患」から外すと、厚生労働省は動き出す構えのようです。僕が2000年に潰瘍性大腸炎になってから、最初1年ほどは月2000円ほどで済みました。その後、所得(住民税や国税)に応じての負担となり、去年度は2000円強。そして、今年度からは5000円近くになっています。これでも本当に難病で大変な人は負担が厳しいと思いますが、まだ、3割負担に比べたらマシ。
 でも、今度のは、補助を打ち切るわけですから、3割負担になるということですね。潰瘍性大腸炎とパーキンソン病併せて9万人もの人が影響を受けるそうです。
 そして、この補助の打ち切りの理由が、「財政難」
 えっ!?何だって?財政のことを気にしていたんですか、自公与党政権は?こないだの茨城県議会議員選挙でもそうだったけど、ひたちなか港に3000億円使用済み、更につぎ込む準備もあるとか言ってなかった?
 それでいて、儲かっているはずの(バブルの頃より利益がある:どうも、これは利益があったという頃の象徴らしいが)企業(主に大企業?)の法人税(減価償却なども入れて)の減税が、累計で百数十兆円。それで財政難とは、言い訳にもならぬ。

 …「競争力を上げるために減税は行っている(行うべき)」と言うのがいます。人の意見をパクれば、「ヨーロッパではそんなことはない(競争力が日本程度の税制でなくなることはない)」といいます。だいたい、そんなことで出来なくなる生産活動なら、辞めてください。企業は競争力なくす程度で済むかもしれませんが、底辺にいるワーキングプアの人は、すでに生きるか死ぬかなんですよ。
しんぶん赤旗2006年9月21日(日本共産党ホームページ)より、企業の国際競争力について
 企業のPR見れば、「お客様のことを考えて」とか「環境を大事に」とか、色んなこと書いています。それが本当であるなら、この日本の財政状況を見た上で、潰れない程度に、経済的な貢献くらいしてくれても良いでしょう。多少利潤を削ってでも(税金を上げてでも)、貢献してみなさい。SONYの元会長(亡くなっている)の方が言うように、一社では実現できないなら、大きくなりすぎた利潤を国民に還元できる税制を、大企業の経営者みんなで求めてみなさい。実際に経団連という大きな組織を持っているわけだから、簡単でしょ?
 だいたい、大企業社長サンたちのおっしゃる「競争力」は、その社の製品を作ってくれる労働者と、使ってくれる消費者のおかげなんだから、そこんとこ忘れないでよね!もちろん、忘れていない社長さんや企業はたくさんいるしあると思うけどね。

天気:くもり時々雨(東京都板橋区・茨城県取手市)

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