されど都会は幸少なし
2006年8月28日
職場には10時より15分前に着きました。土の残留農薬を分析することになっているのですが、土は篩(ふるい)で2mm以下のもののみを集め、塊は乳鉢ですり潰し、また篩にかける。これを繰り返します。通常の野菜よりも作業工程は多く、2時間は余分にかかります。それでも、終了は16時過ぎ。明日からはいよいよ分析の攻勢がかかります。
それにしても、大都会の生活は辛い。職場の窓から外を見ても周囲は大きなマンション。駅を歩けば小便がたまっている。電車の床では酔っぱらいのような人が寝ている。…池袋や新宿、上野を歩けば若者向けのファッショナブルな店もたくさんあり、情報の集積地帯だと胸を張れるぐらい本屋も充実しています。しかし、落ち着く間もないこの空間。辛いなんてもんじゃない。
一方、雇用、自動車の運転、病院の不足、そんなのが頭をよぎると、簡単に田舎とは言えません。経済的充実の引き替えに都会の苦痛は微々たる代償か。そんな風にも割り切れないから、困る。取手市は地方都市。このくらいの規模が丁度いい。
天気:くもり(茨城県取手市・東京都板橋区)
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